お好み焼き屋は大変?!アルバイトして良かった事、悪い事

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たこ焼きに次ぐ粉モノ、お好み焼き。

お好み焼き屋さんでアルバイトする事は鉄板も暑いし大変、きついイメージがあると思います。

 

そこでお好み焼き屋さんでアルバイトを5年した僕がお好み焼き屋さんで働いてみて良かった事、悪い事をまとめてみました。


目次

お好み焼き屋での仕事内容

基本はキッチン業務でした。

暗黙のルールとして女性=ホールスタッフ、男性=キッチンスタッフがあり、キッチンには男の人しかいませんでした。

キッチン作業を慣れて完全にアルバイトの範囲を回せるようになるとホールスタッフとしても仕事をさせてもらえるようになります。

 

また人によっては朝の開店準備、ラストの閉店準備までを仕事としていました。

 

ちなみに時給はどこも最低賃金だと思います。僕は850円でした。

 

キッチン業務は?

 

僕が働いていたお好み焼き屋は、お好み焼きはお客様に焼いてもらい、一品料理及び焼きそばは従業員が焼く形式をとっています。

もちろんキッチンで焼いてくれ!!っていったらお好み焼きをキッチンで焼いて提供する事も出来ます。

 

で、アルバイトのキッチン業務は焼きそば係と洗い場がメインです。

平日だと焼きそばと洗い場、サブとしてサラダがオーダーされたら盛り付け、お好み焼きのオーダー量が多い場合お好み焼きのヘルプです。

 

休日になると洗い場は洗い場とサラダ、おにぎり係、焼きそばは焼きそば係、一品料理は社員の方、お好み焼きはお好み焼き係と役割を分担して営業していました。

 

つまりメインは焼きそば係となります。忙しくなると全般的なヘルプをしなければならない(ホールまで覚えたらシフトがキッチンでもホールにヘルプに出る)ので常に動き回っている状態ですね。

 

アルバイトが基本一品料理係に抜擢される事はなく、キッチン業務の社員=一品料理を任せられる様な形です。

といっても慣れたキッチンスタッフでも一品料理を作れなくはなく、平日の暇な時に一品料理を作ったりする場合もあります。

 

洗い場のスピードは慣れていかないと辛いでしょう。

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ホール業務は?

 

接客がメインだが、テーブルのアップ(片付け)鉄板を綺麗にし、テコと箸と皿の配膳、オーダーを取りに行く、お酒やジュースなどのドリンクの作成です。

場合によってはホールスタッフがお好み焼きをお客様の前で作る事もあり、非常に時間も手間もかかる仕事でした。

 

特に人の少ない時に『焼いてください』と言われても来店者の対応もあるしオーダーを取りに行くのもあるしで人手不足になりやすかったです。

暇になるとピッチャーを持ってお客様の水の補充や片付け、ぼーっと突っ立ってる時間はないに等しかったです。(というより働かないキッチンの社員が状況を見た目だけで判断して動けとうるさい)

 

開店準備は?

 

キッチンはアルバイトがキャベツ及び野菜を切る(スライサーがあるのでキャベツは作業)、野菜が終わればイカの皮むきや開いて材料を作り、エビを皮を向いて背ワタを取り材料にしていきます。

 

大体朝10時出勤~13時までの作業です。慣れないうちは時間もかかりますし社員さんに仕事を残して帰る事になり申し訳ない感じでした。

 

ホールは床の清掃、トイレ清掃、外回りの清掃及び旗の設置、各テーブルの清掃、皿、箸、テコを配膳します。

配膳が終わればピッチャーに水を補充し、お持ち帰り用のセットがあるかどうか確認し終りです。

 

開店準備に関してはホールの方が楽です。人もいますし協力して清掃していくので会話しながらでも仕事が出来ます。

 

閉店作業

 

キッチンは床の清掃、残った食材にラップをかけて冷蔵庫に保存していきます。

お客様が帰ると最後のお皿までを洗い、食洗器を清掃し食洗器を落として最後は洗面所の水をワイパーで落として終了です。

お客様次第で終わる時間が変わる+客数によっては人件費にそこまで時間をかけられないので最悪想定されている時間に上げられる事もあります。(当然社員が残る事になる)

 

ホールは使わないテーブルのお皿などを回収、鉄板の磨きカス入れを洗い場に出していきます。

お客様がいなくなると最後まで鉄板磨き+カス入れを洗い場に出し、外の旗の回収、ガスの元栓チェック、レジ締め、戸締りチェックをして終了です。

 

こちらもお客様次第で終われないのと、予め暇だと予想して閉めてしまったテーブルを偶然忙しくなってしまうと二度手間になる事が多かったです。

 

閉店準備に関してはどちらもかったるいです。特に鉄板を磨いて綺麗にする作業は力を要りますし手も汚れます。

 


お好み焼き屋でアルバイトして良かった事

お好み焼きでアルバイトして良かった部分は沢山あります。

特にお好み焼きや焼きそばに関して知識が豊富になります。

 

鉄板料理が上手くなり普通に他の料理も作れるようになる

 

お好み焼きは焼き加減、時間、焼きそばもスピードやソースの絡み具合で味が全然違います。

上手くなればなるほど『このぐらいの焼きそばが上手い』とわかってきて、鉄板料理に対する火加減、混ぜ加減が上手くなります。

 

これは他の料理でも応用しやすく、例えば焼肉や焼き鳥等、料理が苦手な人もとりあえず焼く系の料理が上手く作れるようになります。

 

自宅でとん平焼き等も作れるようになります。料理スキルの向上が出来ますね。

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BBQでモテる

 

というのは嘘ですが、BBQで料理をふるまえる様になります。

焼きそばやお好み焼き、イカ焼き等意外と綺麗に作れる人はBBQにはいないので重宝されます。(断りますが)

 

コミュニケーション能力が養われる

 

ホールスタッフで、それもお好み焼きを焼いてくれと言われた時お客様の前で混ぜて焼くわけです。

気まずくなりますし、話しかけてくる人もいるので対応しなければなりません。

 

アルバイトを続けている内に、そういった突発的なコミュニケーション能力が大幅に養われていきます。

お客様とのコミュニケーションのみならず従業員同士のコミュニケーションも必要なので、どういった仕事をしているのか?ディスカッションして高めていく事も可能です。

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お好み焼き屋ならではのスキルが身につく

 

たこ焼き屋さんと似たようなもので、お好み焼き屋さんならではのスキルが身につきます。

例えばお好み焼きを混ぜるスピードや上手く混ぜるスキルが身につきますし、焼きそばや一品料理を作る時にはテコ捌きが必要になります。

当然慣れてくればテコ捌きは綺麗になります。

 

その他洗い場のスピードやビールの入れるスピード、鉄板を磨くコツ等様々なスキルが身につくようになります。

 

原価率やお金に対する意識が変わる

 

どの飲食店で働いていてもですが、この料理に原価いくらかかっていくらで販売しているのか?お金の動きに興味が沸き、お金に対する意識が変わります。

 

飲食店に食べに行ったら金額に対しての原価率とか、損得勘定が出来るようになります。

 

お好み焼き屋で働いて悪かった事

良い所もあれば悪い所もあります。

どういった事が悪い、ダメに繋がるのか

 

服が臭くなる

 

キッチンでもホールでも仕事中は鉄板の煙や匂いが服についてしまい、非常にくさくなります。

従業員用の服は貸し出しになるが、中の服は自分で買わないといけないので自費で買った服が臭くなるのは残念です。

 

しかも服の匂いは洗濯しても取れない場合があります。非常に頑固!!洗濯機もくさくなって正直きつい。

で、なぜかエプロンや服の袖近辺がカチカチになります。

 

体もベッタベタ

 

焼きそばを焼いたりしている内に体が煙に当たるように焼いている為、体がベッタベタになります。

 

特に腕周りが酷く、お風呂で根気よく体を洗わないと取れません。髪の毛もかっぴかぴ

これが毎日続くとなると非常に憂うつです。

 

クレームが出たら積む

 

お好み焼きでクレームが出たら積みます。なぜならお好み焼きを焼くのに20分かかります。

基本お客様に焼いてもらうので責任逃れが出来ますが、キッチン焼きで焦げたりしてお客様に出せない様な物にしてしまったら『いつまで待たせんだよ!!』状態になります。

 

20分でもお客様は退屈なのに失敗して40分を待たされたら、もう食べたくなりませんからね。

 

夏場は地獄

 

冬だと鉄板の前があったかいが、夏になると地獄です。

暑くて汗をかきますし、汗が煙の油と混ざって体にまとわりついて臭いし、クーラーを入れても変わらない暑さで嫌になっちゃいます。

 

こんな人ならお好み焼きでアルバイトするのはアリ

単純に言えばお好み焼きのアルバイトは大変です。

でもこういう人ならお好み焼きでアルバイトするのは非常にアリです。

 

料理できるようになりたい

 

鉄板の温度管理は非常にシビア。温度が上がるまで時間もかかるし、かといって強にしすぎたらすぐ焦げてしまいます。

 

その中でデリケートな物から大雑把なものまで鉄板一枚で焼いていきます。塩コショウとか香辛料といった物は基本目分量です。

美味いまずいはやってみないとわからないし意識しないと上手くなりません。料理出来るようになりたいならお好み焼き屋のアルバイトはアリです。

 

お好み焼きを開業するか考えている人

 

今後お好み焼きを開業するか考えているならアルバイトまたは正社員としてお好み焼き屋さんで働くと良いでしょう。

 

コミュニケーション能力を養いたいなら

 

居酒屋やファミリーレストラン、色々と食べ歩いたりしてきたがお好み焼き屋さんだけ何とも言えない独特の距離感のあるコミュニケーションが行われているんですよ。

 

それが妙に惹きつける理由にもなってますし、お好み焼きを焼いている時間をコミュニケーションでカバーできるほどのコミュニケーション能力が養えるようになります。

 

仕事している感、やりがいが欲しい人

 

お好み焼き屋さんは飲食店の中でも、目分量もテコ捌きも焼き加減も個人差があり味に安定がありません。

つまり、焼いている人が上手くならなければ成り立たない業界とも言えます。

 

職人気質に近いものがあり、仕事を任せられる、やりがいを感じられる職場と言えます。

 

大変だけどお好み焼きのアルバイトは面白いよ

アルバイトして良かった事、悪かった事をお伝えしました、

イメージ通り”お好み焼きのアルバイトは大変”の一言に尽きます。どれだけ仕事が出来ない人でも一定の役割を責任を持って与えられますし。

 

でも、テコ捌きとか焼き加減とかはやっていくとわかってきて楽しいですし、それを任せられる『信頼』を勝ち取っている様で直に仕事が楽しめるアルバイトとも言えます。

 

お好み焼き屋さんでも場所によっては役割分担が違うので、お好み焼きのアルバイトを考えているならまずはどういった内容なのか?確かめてみませんか。

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