飲食店アルバイトの検便は義務?検便がない飲食店とある飲食店の違い

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飲食店にアルバイトをするのは

  • 高校生、大学生と数年続けられる
  • まかないが付いているので食費を浮かせられる
  • 定番かつ面接で落ちにくい

とメリットが多いアルバイトと言えます。

しかし飲食店のアルバイトに避けて通れないのが検便です。

 

面倒だし気持ち的にも嫌な感じがある検便ですが、義務的に行われているのでしょうか?

店舗によっては毎月実施する所もあれば3ヶ月に1回、夏のみとまちまちです。

そこで飲食店でアルバイトするときの恒例イベントになりつつある検便は義務化されているのか?検便がない飲食店とある飲食店の違いをお伝えします。


目次

結論:飲食店の検便は義務ではない

最初に結論をいうと飲食店で実施される検便は義務ではありません。

 

厚生労働省のホームページの食品等事業者の衛星管理に関する情報から抜粋すると

「保健所から検便を受けるべき指示があった時に食品取扱者に検便を受けさせること」と記載されています。

 

指示があった時に受けさせることが条件として上がるだけで検便を行うことは義務ではないのです。

検便をするかは自治体の保健所が厚生労働省から委託されて判断されています。まあ例えば大阪の西成の安い居酒屋が検便を義務的に提出しているのか?と考えれば謎ですし…..。

 

義務づけられていないが、保健所からの指示があった場合検便を提出することは義務として発生するようです。

仮に飲食店でアルバイトをした際に正社員から「今月検便あるから提出してね」と言われたら検便を提出すべきです。

 

経験上ですが、検便を提出できなかったアルバイトは約1ヶ月シフトに参加してなかったことがありました。

再提出の際に検便を提出した後に出勤していましたが、飲食店によってはそこまで徹底した衛生管理を行っている職場もあるため検便を提出することを言われたら大人しく提出しましょう。

検便で引っかかる項目

検便で引っかかるものの多くは細菌性食中毒です。

代表的なのが

  • サルモネラ菌
  • 腸炎ビブリオ
  • 黄色ブドウ球菌
  • カンピロバクター
  • 腸管出血性大腸菌(0157)
  • ウェルシュ菌
  • セレウス菌
  • ノロウイルス(SRSV)

です。飲食店で取り扱う食品によって滅多に感染しない菌もありますが基本検便で調べるのが上記の項目と言えます。

最も感染しやすのがサルモネラ菌、カンピロバクター、腸炎ビブリオと言えます。ほぼほぼどこの飲食店でも卵や肉製品を取り扱っているので検便結果でも出やすい菌と言えます。

検便に引っかかったら?

検便に引っかかってしまうと最大1ヶ月出勤することができなくなります。

繁忙期の時に正社員の人がサルモネラ菌で検便が引っかかってましたが、1週間出勤することができなくなってました。

 

アルバイトになると1週間働けなくなるため、稼ぐことが難しくなります。

ちなみに飲食店を掛け持ちしていて、1箇所の飲食店で検便に引っかかりもう一箇所で引っかかってなかったり検便を実施していない場合出勤することができます。(非常にグレーな事ですが)


検便のある飲食店とない飲食店の違い

検便が義務ではないことがわかりました。

では検便のある飲食店とない飲食店で何が違うのでしょうか?

保健所の指示があるかどうか

簡単な話で保健所の指示があるかどうかです。

となると自治体がその飲食店を認知していて保健所に委託していることになります。

 

要するに会社が大きい店舗、と言ってもいいでしょう。

大手チェーン店から中堅チェーン店、地域密着型直営店等の売り上げが大きい、社員数が大きい会社になると保健所の指示による義務的な検便が実施されている場合があります。

僕が働いていた会社は従業員数1400人(アルバイト含)かつ関西のみ展開している会社だったので毎月検便の提出がありました。

関西のみ=例えば大阪のみなら大阪で営業している会社の中でも規模の大きい会社になる=保健所が認識していることになるので検便の指示が現れるのでは?と考えられます。

 

反対に個人店のそれも夫婦のみで営業している店舗や売り上げの悪い店舗、地元のみだが自治体が適当?な場所は保健所からの指示がない所もあり検便をしていない飲食店もあるでしょう。

言ってしまえばリスクを出しても公になりにくい店舗、あまり認知されていない店舗は保健所からの検便提出指示を受けにくいと考えられます。

検便の提出自体無料ではないですし1人あたり費用がかかってしまうため、小さい店舗だと行わない場合もあります。

 

仮に検便をするのが嫌だ、と考えているならチェーン店より個人店でアルバイトする方がいいかもしれません。

検便は何日前のならいいの?

仮に検便を提出することになった場合、何日前の便なら大丈夫なのか….。

基本的に提出期限を10-15日に設定していて、早い人で7日前、遅い人で1日前に提出します。

 

となると7日前の便でも大丈夫な事になります。経験上正社員で検便を郵送担当をしていた時、検便をアルバイト全員が提出するまで1週間はかかりました。

そこから郵送するので配達が完了するまで2日はかかるので、実質9日前の便が到着することになります。

検便容器は意外と持つ、と言ってもいいでしょう。

便が出ずに提出した場合、提出が遅れた場合

仮に便が出ないことで検便を行わず容器を提出した場合、後日再検査を要求されます。

少ない場合も稀に再検査を行う場合があります。再検査で結果が出るまでアルバイトに入ることができません。

遅れた場合も検査結果が出るまでアルバイトに入ることができません。

仮に月に1回の検便なら、遅れた場合その月を棒にふる事になります。

 

飲食店によっては「引っかかるわけはないだろう」という理由で検便を再検査、測定不能のアルバイトを普通に働かせている店舗もあります。

多くの場合はシフトに入れない、がルールなので便を出ずに提出するのはやめておきましょう。

検便は便が取れるなら割と何でも良い

経験上検便を取るときの便は個体でなくても下痢でも必要量を取れれば可能です。

注意すべきは下痢の場合、トイレに当たらないように取ることです。

 

例えばトイレの水が溜まっている所に便が入ってしまうと、それに検便容器を使用して提出すると結果が変わる場合があります。

一度提出したことがありますが、測定不能が出て再検査となりました。

水につけない、できればトイレットペーパーをかませてトイレに付着しないようにすれば下痢でも検便として使えます。

まとめ

検便がある飲食店とない飲食店、検便自体は義務付けられるわけではないですが保健所からの指示があれば義務として検便を提出しないといけません。

 

検便は結構面倒です。8年アルバイトに正社員として働いてましたが検便の時は面倒でしたし何故か意識して出なかったりするので辛いです。

どうしても検便をしたくない場合は検便がない飲食店でアルバイトするしかありません。いずれにせよ検便のない飲食店で働いていて数年たてばもしかしたら検便を実施することもあります。

 

今回お伝えした限り、検便をしない飲食店は意識して探せば見つかりやすいので検便をしたくない人は検便をしない飲食店のアルバイトを探しましょう。

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