飲食店でアルバイト、パートとして働いていた時に店長のことを
- 店長がうざいなぁ
- 何かあったらすぐにキレる
- 性格も悪いしクズじゃね?
と感じたことがありませんか?
働いていて思ったのが飲食店の店長に短気な人が多いという事です。
なぜ飲食店の店長がうざい人、すぐキレるようになるのでしょうか?
そもそも店長は誰にでもなれるわけではない
店長自体、誰でもなれるわけではありません。
3年働いて店長になっている人もいれば10年働いて店長になれない人だっているのです。
店長になるとすると、必要となる資格も多いのです。
とはいえ飲食店に働いている人の中にも向き不向きがあったり、モチベーション高めな人から惰性で仕事している人までいます。
そういった経験や立場からうざい、すぐキレる店長になることもあるのです。
店長という立場は非常に大変
店長という立場は周りから見れば店の代表者、責任者として頼れる存在なわけですが、店長の立場は非常に大変です。
店の売り上げを伸ばさないといけない事や従業員の雇用、指導、お客様の満足度を高める、QSC(クオリティ、サービス、クリンリネス)の向上等、店長という役職だけで仕事とする項目が非常に多いのです。
その中で雑くなる部分もあれば丁寧にしている部分も浮き彫りになり、人使いが荒い人もいれば人間関係を大事にしている人、料理の質をこだわっている人もいれば料理はスピードで出している人など、様々な方向性の店長がいるのです。
飲食店の店長全員がうざいわけではない
飲食店の店長が全員うざくてすぐキレてクズっぽいわけではありません。
そりゃ中には群を抜いてうざい店長もいれば、出勤時間前にも仕事をしていないとキレるような変な店長もいます。
そうなる理由は店長というバランスの悪い役職からきます。
店長は店の管理や従業員の指導、最終責任者であり店の代表となります。
会社の経営の仕方で店長の性格が悪くなる人はいる
個人経営なら店長自身が、飲食店の不条理な事が原因となって性格が悪くなったりうざい人になることが少ないでしょう。
しかしチェーン店や大企業の飲食店というのには店長の更に上の上司、マネージャーだったり課長、部長がいるわけです。
チェーン店のほとんどが月に一回の店長会議を実施しています。
そこで店の売り上げから原価率、経費といった月にどれぐらい使っているのか?売り上げに対して人件費はどれぐらい使っているのか?各店舗ランキング形式で発表されたりします。
中にはそういった事はしない会社もありますが、基本的に某日本の経営者の経営論を取り入れている会社は
- ランキング形式で晒しあげることで競争社会を会社内で作り上げる
- 数字意識を持たせ店の改善をしてもらう
といった様々な思惑が店長にのしかかります。
まともな人ならモチベーションであったり、ちゃんとしようという意識で仕事に取り組み出しますが
うざい
キレる
クズ
みたいな店長は「上司に怒られたくない」という感情が多くなることがあり、本質を忘れて怒られたくないという理由で行動を取るようになります。
例外もありますが、上司に怒られるのが嫌な店長は経験上うざいしよくキレる人でした。
- 自分が怒られたくないからアルバイトや正社員にキレて仕事を早くさせる
- 自分が怒られたくないからしつこく、うざく絡んで指導していく
- 自分が怒られたくないから性格が悪くなっても店の売り上げ、客の満足度を高める
といった心理が自然と働いている、と考えられます。
ちなみに働いていて上記に当てはまる店長は、上司が姿を現すと過剰なまでにペコペコしているのも何かと気になりました。弱い立場の動物が強い立場の動物の危険を嗅いで対応しているような。
その店長と合う合わないもある
あなたがアルバイトで働いていて店長のことを「うざいなぁ」と感じていても、実は相性が悪いだけの可能性だってあるのです。
前述した時に店長という役職からどこか適当な部分が出てきたりするものです。完璧な人なんていません。
たまたまその適当な部分があなたに合わなかった、ということも言えます。
例えばコミュニケーションに関してしつこかったり、うざいなぁと感じるようなことがあっても
- パートにはしない
- パートは気にしていない
- 受けのいい人がいる
といった相性もあるので、あなたが感じたうざい、というのはもしかしたら店長と合っていない場合もあるのです。
言ってしまえば価値観に相違点がある、と言った感じであなたの価値観と店長の価値観が合っていないのです。
店長がする事=店にとってプラスの事
店長が行う行動のほとんどに店にとってマイナスになるようなことはしません。
それはコミュニケーションであったり指導の仕方だったり、自分なりに考えたやり方をしていることが多いです。
そこから冷たいなぁと感じる人もいれば、仕事だからこんなもんでしょ、と考える人もいるし、やってみればわかってくるか、と感じる人だっています。
丁寧な指導だからと言って合うか合わないかは別なのです。
実際に働いていた時に丁寧な指導をアルバイトにしている所を他のアルバイトが見た時に「言いよなぁわかりやすく教えてもらえてて」なんていう変なアルバイトだっています。(その人も同じ様に丁寧に指導していました)
全ては売り上げと人間環境のポジティブ、構築化ができれば理想です。
店長はそれに向けていますが、アルバイトの価値観に合わないことだってあるのです。
組織構成が店長をクズにしている可能性
合う合わない、価値観の相違で店長がうざい、すぐキレる、クズに感じる、というのは説明しましたが
正真正銘のクズ店長
がいるのも事実です。
と言ってもこれも価値観の相違ですが、明らかに店長側がおかしいと感じる人だっているのです。
実際に僕が正社員で働いていた時、店長があまりにクズでキレるだけキレてうざい人だったので会社を辞める、となった同時期に古株を含んだパート及びバイトがほぼ全員辞めてしまいました。
これは僕以外にもパートもバイトの方も感じていた、ということになります。
上司の部下は上司論は飲食店ではよくある事
あなたはこう感じたことはありませんか?
「ああいう大人にはならない様にしよう」と。
アルバイトをしていれば、現場の生の声や対応というのが見えてきます。
その中で店長という会社に属した会社員はどこか性格が曲がっていると感じることもあるでしょう。
そう言った対応の仕方に「ああいう大人にはなりたくないな」と学習と経験になります。
その「ああいう大人にはならない様にしよう」というのは、属していれば意外とそういう大人になってしまいます。
飲食店で働いていると感じるのが、圧倒的な経験不足です。
例えば仕事に対するマインドや意識、接客等はどこから教えてもらうでしょうか?
自分なりに考えて学習していくしかないわけですが、それは店長にとってそぐわない、間違っている、と思うと店長がそれについて教えてくれます。
しかし、教え方は基本的に抽象的です。
自分が苦労して辿り着いた店長職に対して早く答えを教えるほど甘くない、なんて考えてる店長も多い。
教えてもらった側もやり方はわかっても手本がなければ実行に移せません。
あれ?手本は「ああいう大人にならない様にしよう」と思った店長になりますよね。
飲食店はこの負の連鎖が永遠続くことが非常に多いのです。
部長から課長へ、課長からマネージャーへ、マネージャーから店長へ、それが例えば部長がパワハラをする人なら店長までパワハラをする人になる事もあるのです。
親は親なら子も子、という言葉通り上司が上司なら部下も部下なのです。
事実僕も働いていた時数年経った時に自分自身が「ああいう大人にならない様にしよう」と思っていた大人になっていました。(会社を辞めたら呪縛から抜け出した様に考え方が消えました)
これが店長がうざい、すぐキレる、クズになる代表的な理由と言えます。
上司がうざければそのコミュニケーション方法をインプットしますし、上司がすぐキレる=自分が怒られるのは店の状態だ=店の中でキレる様になりますし上司が全然仕事しなくて他人に仕事を任せてばかりの人なら店長もクズみたいに仕事しない人になるのです。
うざい、キレる、クズなのは店の中の場合が多い
飲食店の店長ですぐキレたりうざいなと感じる人の多くは、店の中だけそういう人になっていることもあります。
言ってしまえば店の外に出ればただの一般人に元どおりしてる事が多いです。
逆を言えばそのギャップからアルバイトの中でも「こういうところが信用できないな」と感じることもあるので、結局は価値観の違いと言えますね。
まとめ
飲食店の店長がすぐキレる、クズ、うざい人が多いのかどうか?それは
- アルバイトであるあなたの価値観と店長の価値観の相違
- 考え方による相性が合っていない
- マジもののクズ店長
があると思います。
特に価値観と考え方による相性が合わないが大半だと言えます。
店長はいつも「ついてくるアルバイトはついてくるからね」なんて話していたので、まあ価値観でしょう。
とは言えマジの方のクズな店長がいるのも事実。
マジの方はパートやアルバイトの8割以上が店長に対して不満を持っていることがあるので、そこはコミュニケーションをとって店長がどういう人なのか?聞いてみるといいでしょう。
早い話あなたと相性が合う店長がいる飲食店に働くのが良いですね。
正社員なら人事異動をするか転職、アルバイトなら早々と辞めて他の当たる等です。