飲食店の「社員登用あり」で社員になる事をオススメしない5つの理由

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飲食業界といえば、大半がアルバイトから正社員になれる社員登用を実施しています。

フリーターや将来働きたい事が見つからない人にとって社員登用は、面接難易度が低く用意する書類が少ないこともあり、就職活動に比べて楽に会社員になる事ができます。

自分で何かやりたい仕事を見つけられない人にとってメリットは大きいでしょう。

 

しかし、社員登用で飲食店の正社員になる事はオススメできません。

そこで、今回は実際に飲食店の「社員登用」で正社員になった僕が、社員登用で社員になる事をオススメしない理由をお伝えします。


目次

飲食店を社員登用で社員になる事をオススメしない5つの理由

まず第一に、社員登用を狙っている事で正社員から「修行」と題して他のバイトより過酷な労働環境で働かせられる事があるからです。

言ってしまえば、社員登用という札を振りかざし、洗脳して良いように都合よく使ってくる事です。

 

実際に飲食店で社員になるまでの間

  • 週6日、朝から晩まで(サービス残業あり)
  • 休日は理由が必要、理由が合わない場合「社員になる気あるの?」と脅してくる
  • 社員がする仕事を適当に教えられる

と、社員になる気あるのか?と言う割にマニュアルが適当で、その店の店長次第で良いようにこき使われてしまいます。

 

社員となったのも、社員登用を利用したいと決めてから1年後です。

1年もあれば、その飲食店にこだわらず

  • 資格の取得
  • 転職サイトで他の飲食店を探す

事ができます。

2:社員になる事だけが目標になってしまう

社員登用で社員を目指すばかりに、社員になる事だけが目標になってしまう事が挙げられます。

バイトから社員になる事が目標になると、バイトの時はモチベーションが高く、仕事をテキパキしますが、社員になると

  • 思っているような仕事ではなかった
  • キツくダラけてしまう
  • 新しい目標を立てられず、目標を失う

社員登用に期待し過ぎるあまりギャップで仕事を辞める可能性が高い。

 

実際に働いていた飲食店のバイト→正社員になった人は

  • 給料がバイトと微々たる差しかない
  • 正社員の仕事と時間に慣れない

という理由から、辞める人が多かったです。

バイトからだと仕事がわかっている分「社員になれば楽ができる」と勘違いしがちです。

就職ならこれから仕事を頑張りますが、社員になる事を目標にしてしまったバイトは少し考え方が変わってしまいます。

3:社員登用後の対応が就職で入った社員より厳しい

就職活動で飲食店に入社してきた人材より、バイトから社員登用で入社した人材の方が上司の当たりも対応も厳しくなります。

理由は、今までバイトでやってきた経験があるからです。

 

就活で入ってくれば、初めての仕事なので指導も丁寧に行ってくれます。

しかし、バイトから社員登用の場合

  • バイトでやってきたからある程度怒っても我慢するだろう
  • 仕事はできるから教えるのは適当でいい

と今までの仕事ぶりがあるので、適当に指導されやすい。

 

実際に働いていた飲食店で、上司から教えてもらった事はほとんどありません。

基本的に、見て覚える、やって覚えるが当たり前でした。

現場のみならまだしも、発注や事務関連のデータ化されているものは見て覚えるには限界がありましたね

 

一度、発注⇨多いから怒られる⇨発注を減らす⇨在庫がなくなって怒られる⇨ちょうど良い発注数に変更する⇨カツカツで管理しろよと怒られる⇨この負のスパイラルになった事があります。

就活入社生に比べて経験があるから怒られる方が多いのです。

4:中途半端な人材なので店舗次第で地獄を見る

先ほども紹介した通り、バイトから社員登用で正社員になった人材はバイトからの経験や覚えている仕事があります。

新入社員に比べて現場仕事ができる反面、既存社員より覚えている仕事が少ない中途半端な人材です。

チェーン店だと店舗の売り上げに対して正社員数を決めています。

3人の場合大抵は店長⇨中堅社員⇨新入、若手社員という社員構成でお店を運営します。

2人でも店長⇨中堅、若手社員の構成が多いです。

 

しかし、中途半端な人材である社員登用で入社した社員は、どの型にもハマりにくく店舗社員構成によって地獄を味わうことになります。

実際に経験したのが、マネージャー兼店長⇨社員登用の僕⇨新入社員という構成。

 

店長は僕が入社してすぐマネージャーに就任した事もあり、自分の仕事でいっぱいいっぱい。

新入社員は教育していかないといけない反面、僕でもわからない仕事があります。

店長に聞いても適当なので、店は一向に良くなりません。

 

こういった地獄なケースも想定されてしまう為、社員登用で入社するよりしっかりと就職活動で入社する方がいいでしょう。

5:登用に落ちる可能性、社員になれない可能性がある

スムーズに社員になれれば、社員登用もメリットは高いと思います。

しかし、飲食店でも社員登用で落とされる可能性は充分あります。

 

それがブラック企業な飲食店だと、社員数は決められているもののバイトの数は多い方がいいものです。

社員が「バイトから社員になるように頑張れ」と言ってモチベーションを上げさせて、いいように使い、いざ面接になると「雇ってあげられない」というのはあり得る話なのです。

 

それが数年も経っていれば、確実に時間の無駄ですし消耗させられるだけです。

これも実際に僕は1年後でしたが、他のアルバイトは2年後社員面接となり「ガッツがないからまだ早い」と言われて落とされたそうです。

その後バイトを辞めてましたが、消耗した2年は帰ってきませんよね。

 

2年もあれば転職活動できていたはずです。


飲食店で社員を目指すなら登用は辞めて転職すべき

飲食店の社員登用自体、人手不足の懸念から難易度も低くパッと入社できる可能性が高い。

しかし、社員になるためにバイトで働き続けた時間は帰ってきません。

気合いとか我慢してバイトから社員になろうとしても、あなたは未来のビジョンが見えてますか?

例えば2年かかって社員になれたとします。

他の人に比べて2年も遅く入社していることになります。

 

2年の給料もキャリアも何もかも違ってきます。

なのにバイトから入社しているという理由から、適当に教育される可能性もあります。

 

それなら転職活動を経て、ちゃんと入社した方が会社側もあなた側にもメリットがあるのです。

転職サイトに登録して、社員登用ではなくしっかりと入社しましょう。

 

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