飲食店はしんどい?!正社員の仕事内容と働いて良かった点、悪かった点

飲食店、それもお好み焼き屋さんにアルバイト含め正社員として合計8年間働いていました。

お好み焼き屋さんで働くのは一般の飲食業界の中でも中々巡り合わない職業だと思います。

 

正社員として働く上でどういった仕事をしていたのか?仕事内容と働いて良かった事、悪かった事を紹介します。

飲食店(お好み焼き屋)の社員の仕事内容

お好み焼き屋さんに正社員として働いていましたが、仕事内容は

  • 開店準備
  • 閉店準備
  • キッチン業務
  • ホール業務
  • 業者の発注、納品
  • 事務処理
  • 棚卸

となります。一つずつ詳しく見ていきましょう。

開店準備

開店準備のためにパートさんやアルバイトさんより一番に早く出社(店の鍵を持っているのは社員のみ)し、開店準備を行います。

 

正社員でもホールの開店準備とキッチンの開店準備があります。

ホールの開店準備

ホールの開店準備は”パートさんと変わらない”仕事内容で、大きく分けて外掃除、トイレ掃除、店内掃除、テーブル清掃、皿テコ箸のセット、ピッチャーに水を入れ開店時間に間に合わせます。

 

お持ち帰り(青のり、かつお、ソース等)があるかどうか確認、時には備品関連のチェックをし発注に備えておきます。

キッチンの開店準備

朝は一日分の米(10合程)を洗い、その後仕込みに入ります。

生地があるかどうかチェック、ないなら生地の作成、必要な豚肉、いかを切って食材にし、お客様がいつきても大丈夫な様にきゃべつを盛り鉄板、麺場に火をつけてオープンに備えます。

キャベツや野菜の仕込みはパートさんが担当しているので、オープンはキッチンの方が楽です。

キッチン業務

キッチン業務は主に、ランチタイム、アイドルタイム、ピークタイムの三つに分けられます。

ランチタイム

平日はお好み焼きの盛り付け、焼きそば、一品料理の作成を一人で行います。

本当に回せなくなった場合お好み焼きの盛り付けとサラダ、おにぎり等はパートさんにお任せします。

基本は一人でキッチンを回します。

 

休日は序盤社員2人体制でキッチンを回します。焼きそば、サラダ係とお好み焼き、一品料理係で役割を割り当てられました。

12時からはキッチンのアルバイトが出勤、どちらかの社員がホール業務に回る事になります。

 

アイドルタイム

平日は暇な時間になりますが、ここで発注の依頼、納品処理及び僕が働いていた場所は焼きそばの麺が自家製麵なので麵の作成を行います。

麺の作成に一回当たり50分かかります。つまり2回回すのに1時間40分かかります。

 

発注漏れが一番怖いので麺を練っている間に発注処理、業者が来たら納品処理を行いながら麺を作成します。

日によってアイドルタイムに来店するお客様が多いと仕事捗りません。最悪夜まで麺の仕込みが終わらない事もしばしばです。

平日のアイドルタイムは麺の状況=休憩時間となります。

 

休日は麺終了、発注後、社員の休憩を回す事になります。

といっても休憩は15~30分くらい、まかないを食べるとなると実質休憩5分ほどです。

アイドルタイムは店舗に違いアリ、二店舗経験しましたがもう片方の店舗は16時~17時まで一度閉店する為、休憩時間はその時間帯に割り当てられます。

 

ピークタイム

ピーク前に完全に仕込み、準備を終わらせた状態でスタートします。

社員は基本一品料理係か焼きそば係でお好み焼き係、洗い場、サイドメニューはアルバイトが行います。

お好み焼きは会社によって違うと思います。僕が働いていた場所はお客様がお好み焼きを自分で焼くスタイルをとっていたので盛り付けのみの単純作業なのでアルバイトに任せられます。

 

一品料理は見た目、量の正確さなどが求められるので正社員のみの仕事となります。

ホール業務

ホール業務もまた、ランチタイム、アイドルタイム、ピークタイムに分けられます。

ランチタイム

平日に社員がホールに出る事はめったになく、社員が二人出勤の場合のみ。

仮に平日でホールをする場合はパートさんと変わらない仕事、オーダーの受け取り、お客様の案内、お冷回り、オーダーの提供、レジ等やる仕事はパートと変わりません。

ランチタイムなのでランチメニューがあるのでセットの味噌汁やご飯の盛り付けをホールが行います。

 

休日は案内、デシャップ、オーダーの三つの役割を分担し、その中から社員でも仕事内容は変わらずホール業務を行います。

アイドルタイム

平日のアイドルタイムもめったに社員がホールを行う事はありません。

あったとしても、備品数の確認、お持ち帰りセットの補充、店内の掃除等、お客様が来たら全般の仕事を行います。

 

休日はアルバイト及びパートがいる間に休憩を回し、ホールからキッチン業務を行う場合が非常に多く、アイドルタイム=休憩するかどうかをホールの社員さんが把握していくかとなります。

ピークタイム

ピークタイムは完全に役割を分担して仕事を行います。

社員が与えられる仕事は基本案内係かデシャップ係のどちらかとなります。オーダーの受け取り等はアルバイトが行います。

 

というのも案内一つで店の回転率も変わりますし、デシャップにしても注文を出していく順番は非常に大事になります。

ちなみに他の店舗だと僕はデシャップ係を行っていました。

業者の発注、納品

肉屋や野菜、備品の発注などを正社員が行います。

発注する業者によっては発注締め切り時間が用意されていて、早いので16時も存在します。

仮にアイドルタイムでも忙しかったりすると発注に間に合わない時もありますし、発注漏れが発生する場合もあります。

これが結構カツカツなスケジュールでしんどいです。

 

業者の納品は業者の方によって時間帯が変わり、一番に来るのが野菜、その後お酒や卵といった感じです。

 

ピーク時の業者の納品は大変なのと、納品しただけでサインを受け取らずに帰る方もしばしば。

年末年始やお盆になると業者により休みが違い、混乱する事もあります。

事務処理

シフトの登録、納品書の登録、小口現金の登録等、正社員が事務処理を行います。

労働時間の中に含まれているが、基本キッチン業務、ホール業務が忙しい為、自ら時間を割いて事務処理を行う必要があると感じました。

 

特に納品書の登録は毎日欠かさず行わないと納品書の日付がおかしくなりますし、シフト登録もすぐ行わないと後から修正できなくなってしまう事もあります。

 

小口登録も簿記の様にしっかりと勘定科目を作らないといけない為、スキルを持っていない社員が来たら教えてあげないといけませんでした。

正社員として飲食店の給料は?

店舗によりますが、平均手取り17万8000円でした。

違う大きな店舗の時は時間が長い為、18万5000円が平均でした。

 

なおボーナスが春と冬にあり、10万円が平均でした。

店長職、年功序列の為若い内は安いようです。

飲食店の社員として働いてよかった事

お好み焼きというジャンルのみならず、料理自体に興味が湧くようになりました。

その他にも社員でしか得られない良さもあります。

料理スキルが大幅に上がる

生まれてから料理すらしなかった僕が、飲食店の正社員で働いてから自分で料理出来るようになりました。

家でも料理をする事が増えて、自炊も出来るようになりました。

 

お好み焼きに関しては早混ぜが出来るようになりますし、一品料理を作るので焼き加減やテコ捌きも身につくようになります。

 

また、飲食業界で数年働く事で調理師免許の取得に必要な書類の条件が揃うので調理師免許も取得する事が出来ます。

数字に対する意識が変わる

材料費、光熱費、人件費、原価率……商いに関する様な情報に対して意識が変わります。

この料理の原価率何%なのか?人件費にどれぐらいかかっているのか?売上に対してどのぐらいの人件費を使用すればいいのか?まるで店を自分で管理しているかのように数字の意識が変わります。

自然と簿記が覚える

小口登録の際に、勘定科目を複式簿記で入力しないといけない為、自然と簿記が覚えられました。

これはお好み焼き屋さんの中でもやらない職場とやる職場があると思いますが、正社員に複式簿記処理させてくれるので簿記がスラスラと出来るようになりました。

 

飲食店の社員として働いて悪かった事

良い事もあれば悪い事もあるのが仕事です。

一番悪いなと思ったのが、拘束時間が長い事ですね。最大で15時間も店にいないといけませんでした。

お客様のクレーム処理が難易度高い

飲食店のそれもお好み焼き屋さんのクレームのほとんどが”お好み焼きが遅い”です。

仮にキッチンで焼いて欲しいと要望を受けて焼くが、最低20分はかかってしまいます。

当然目の前で焼いていないお客様は焼きそばを頼んでいなければ20分も待つ事になるので退屈ですし、必然的にイライラし始めます。

 

まあそれ承知で来ていない時点でろくなお客さんではないですが。

暑い、長い

鉄板焼きなので常に鉄板の前にいる為、冬も夏も汗をかきながら仕事を行う事になります。

キッチン業務の後にホール業務に移行した時、汗臭さが体に残るのでお客様に気づかれる可能性もあります。

 

そして労働時間が長いです。月の労働時間が240時間+残業が基本で一日10時間以上働かないといけない為、拘束時間が長くしんどい、辛いです。

(まとめ)飲食店は辛いし長いがお好み焼きは面白い

お好み焼き屋さんの正社員の仕事内容と良かった、悪かった点を紹介しました。

他のお好み焼き屋さんで働いた事がないので何とも言えませんが、お好み焼きをお客様に焼いてもらう店舗は珍しいと思います。(というより時代遅れ感….)

 

他にも良かった、悪かったは沢山ありますが言い過ぎるとキリがない(服で洗濯機が臭くなったり休みの日に電話、出勤させられる)のでほどほどにしておきました。

 

飲食業界の中でも面白いジャンルと僕は思っています。コナモンが好きな人は転職、就職してみては??

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