仕事の中でも多忙、休日が少ないと言われている飲食業界。
時間のなさから結婚せずに独身のまま仕事をしている人も少なくありません。
飲食店の正社員が結婚する事は人一倍覚悟が必要となります。
事実飲食業界で働いている人で結婚している人は大体役員クラスや幹部のものが多く、平社員が結婚する事は難しいのです。
飲食店の正社員が結婚するには最低店長にならないと覚悟が必要となります。
なぜ飲食店で働いている人は独身が多いのか
飲食店で働いている人で独身の割合は会社全体の9割と言われるほど結婚しない人が多いのです。
これは
- 毎日が忙しいから
- 出会いがないから
- 遊んでいる方が楽だから
- 結婚にメリットを感じないから
という様々な理由があり、特に出会いがないのが飲食業界では問題とされています。
婚活する時間がなければ出会いの場に足を運ぶよりも寝たい、休みたいの気持ちが強い為、結婚に力をいれる人が少ないのです。
出会いはアルバイトがほとんど
飲食業界で結婚する人のパターンは大体アルバイトと結婚する事がセオリーです。
出会いがない代わりに飲食業界はアルバイトを雇っていて、そこが出会いの場としてアルバイトと恋愛をする人が多いのです。
事実僕が働いていた職場の正社員は全員アルバイトに手を出して付き合ってました。
しかし、アルバイトと付き合うのはリスクが伴います。
公私混同する事で交際がうまくいかなかったり、人によっては仕事の他のアルバイトと会話しているだけで嫉妬する人もいます。
アルバイトと付き合う=職場の雰囲気が変わってしまう事に繋がります。
結婚するよりアルバイトと飯や遊びに行く方が楽
独身が多い理由に、結婚するよりも職場のアルバイトと仕事終わりに遊びにいったりご飯に誘っている日常の方が楽だからです。
ほとんどをノリで片付けられますし、結婚して責任を持つよりもアルバイトと遊びに行く時間の方がストレス解消になります。
僕が働いた場所は仕事終わりにアルバイトを誘ってボーリングやカラオケを頻繁にいく正社員が数人いる程、多忙な仕事の割に元気な人が多かったです。
アルバイトもアルバイトで飯に誘われたら奢ってもらえますし、夜中遊びにいく=大学生なので時間もある人が多いのです。
飲食店の正社員が結婚する事の覚悟
独身が多い理由に飲食業界の正社員が結婚することは、他の業界で結婚するより人生の一つを大きく変えてしまう出来事なのです。
飲食業界の正社員が結婚する事は
- 子供のために時間が作れない
- 仕事が辞められなくなる
- 急な事も休めない
- 安月収
- 仕事終わりの遊びがなくなる
事を意味します。
これを覚悟の上で結婚という選択をしないといけません。
子供の時間が作れない
結婚して子供を作るのは良いが子供の時間が作れません。
飲食業界の休日は不定期ですし基本1日中仕事していて、家にいる方が少ないほどです。
運動会や発表会など学校に入れば子供が行うイベントを見にくる事が不可能に近いのです。
子供は親の愛足らずで育ってしまいます。
仕事が辞められなくなる
飲食業界で結婚する事は今後ずっとその会社で仕事を行っていく決心をした、と言っても過言ではありません。
家族の為に仕事をやめる事が出来なくなり、どれだけ辛い仕事、多忙な仕事でもやめる事が出来なくなります。
会社側からすれば奴隷のように使っても辞めない人材になるので非常に使い勝手が良いです。
事実飲食業界で働いていると異性ネタ、結婚を催促してくる上司もいます。
急な事も休めない
例えば子供ができて、子供が病気になっても仕事を休む事が出来ません。
女性が飲食業界で働いているなら妊娠する=寿退社になる事が多く、産休を取らせてもらえません。
結婚したパートナーに何があっても仕事を飛び出す事が滅多に出来ません。
安月収
飲食業界はコスパが悪いです。
ほぼ1日中仕事しているにも関わらず月収が少ないです。
その為結婚すると抱えるものが大きくなる&子供ができれば、養育費も必要になり安月収の飲食業ではやっていけない可能性があります。
飲食業で仕事をしている人が結婚したにも関わらず、パートナーと共働きをしているパターンが非常に多く専業主婦になる事は少ないです。
安月収=共働き=子供の時間が出来ない、と悪循環なのです。
仕事終わりの遊びになくなる
飲食業の仕事終わりの特権、アルバイトとの飯や遊びに行く時間が結婚することによって無くなります。
仕事が終わればすぐに帰宅を繰り返す生活になり、ストレスを解消する機会が減ります。
これは仕事でも影響を与え、飲食業の正社員で結婚した事から仕事中に怒鳴るようになった人を何人も見てきました。
仕事で自分の時間がないのに結婚する事で貴重なプライベートの時間もなくなることになります。
飲食店の正社員が結婚を勝ち取るにはどうすればいい
飲食業の正社員に置いて「時間」という存在はできるなら欲しいものです。
結婚することは時間がなくなる事にもなりますが、飲食業で結婚しても時間を両立している人はいます。
それは実に簡単な事です。
店長職以上の役職につく
平社員のうちに結婚することはリスクしかありません。
しかし店のシフトを自由に作れる店長職だと結婚しても、自分の時間を自由に作り出す事ができるので時間を両立する事が出来ます。
僕が働いていた場所はよく参観日や運動会を理由に土日休んでいる店長がいて、土日=平社員のみで店を回すような事になりてんやわんやする日々でした。
シフトが作れるようになれば平社員の休日も決められるので、結婚するなら店長職以上が理想です。
女性なら結婚するのはアリ
飲食業に働いているのが女性なら結婚するのはアリです。
産休を取ることは難しいですが、そのまま会社をやめる事が出来ますし落ち着いたら他の業界に転職する事ができます。
飲食業が好きなら女性でも結婚はリスクが高いです。
辞めたい傾向にあるなら結婚する事で会社と揉める事なく辞める理由を作る事ができます。
飲食店の正社員が結婚したいなら高月収に転職しかない
安月収、休みが自由に取れない、プライベートの時間がなくなる、多忙な飲食業で結婚するのは会社の奴隷になると宣言しているのと変わりません。
それほど覚悟が必要なもので、安月収と時間を作れないことから結婚したにも関わらずすぐ離婚する確率が非常に高いのも頷けます。
飲食業で働いていて結婚したくなったら転職するしか幸せを気づくのは難しいです。
飲食店を続ける場合でも有給休暇が問題なく使える職場や休みが他の飲食店よりも多い、労働時間が短い、残業が少ない職場に転職する事が結婚生活を成功させる一歩です。
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