パートで働いている内にネカディブな部分が増えると様々な理由から辞めたいと考える人もいるでしょう。
特に飲食店でパートとして働いていると飲食店の大変さや接客等肉体的疲労で辞めたいと考える事も少なくありません。
といってもパートが肉体的疲労だけで飲食店を辞める理由になるのは非常に関連付けにくく、アルバイトでも飲食店で多忙を経験してもそれが理由で辞めたい!と考える人の方が少ないのです。
飲食店でパートが辞めたいと考える真意の理由とは?仮に辞める時に円満に辞める方法を8年飲食店で働いてきた僕がお伝えします。
飲食店パートが辞めたいと思う理由
飲食店パートが辞めたいと思う理由は1つの理由だけでなく1つ1つのものが重なった結果辞めたいと感じてしまうことです。
大きく分ければ
- 人間関係
- 肉体的疲労(年齢の積み重ね)
- 時給が低い
- 仕事内容が辛くなった(内容範囲の増大)
が考えられます。
人間関係は辞めたいと考える一つの理由
他のパートと上手くいかない、なぜか嫌われているといった人間関係の悪化が辞めたいと思わせる要因の一つといえます。
店舗の規模が大きくなればなるほどパート雇用の数が増え、人間関係が重要になります。
例えばパート全員が仲の良い飲食店でも、それなりに相性の合うパートさん同士が交友を深めることが多く、グループ化されていることもあります。
そこで仲間外れにされてしまうとパートの日々が憂鬱です。辞めたい気持ちもわからなくもありません。
また店舗によってパートさんの考え方が極端で
- 仕事至上主義
- 仲良く協力する主義
- 満遍なく時給以上の事はしない主義
と様々な職場があります。仕事至上主義は初めて飲食店でパートする人には辛いかもしれません。
正社員間の温度差、贔屓も辞めるか考える一因
飲食店の正社員は当たり外れが激しいです。
特にパートさん相手には
言いやすい、怒りやすいパートさんにはとことん怒るが言いにくい、怒りにくいパートさんはゴマをするようになる正社員も少なくありません。
これが前者に位置するなら必然的に辞めたい、と考えてしまいます。
僕が働いていた時の店長は人を見て態度をかえるカスでした。怒りやすいパートさんは目の仇にして怒りにくいパートさんにはできるだけいい環境で働いてもらえるようにしてました。
結果パートさんがゴソッとみんな辞めてしまったわけですが、パワハラまがいも許されると考えて怒れない怒れるパートさんを贔屓する正社員もいます。
パートやアルバイトの人間関係ならシフトを調整したり仲のいいパートさんの希望シフトを確認してから書いてみたりと対策もできます。
しかし正社員はどうしようもありません。この場合は職場を変えてしまうのが賢明です。
年齢による肉体的労働には限界がくる
いつまでも飲食店のパートをできるわけではありません。
人間必ずしも年齢による労働の限界を感じてくるようになります。
特に飲食店のパートは50歳を超えた辺りから疲労感を感じることが多くなるそうです。
キッチンスタッフならまだ仕込みや洗い場とあまりその場から離れる事はないですがホールスタッフはランチタイムはよく動き回るため肉体的疲労を感じるようになります。
飲食店を初めて経験する人も慣れないうちは仕事内容で大変辛く感じられますが、辞めるかどうかは別です。
年齢の肉体的疲労は、辞めたい、というよりもそろそろ辞め時か、と思い始めるようになります。
飲食店側も年齢を考えれば辞めてもらった方がいい、と考える店も多いので肉体的疲労を感じたなら事務作業や在宅ワークを検討した方がいいでしょう。
朝の掃除が辛く感じ始めると気持ちもネガティブに
パートの朝の準備が辛く感じ始めたら年齢的にも辞めることを考え始めると思います。
朝の準備はスピードと慣れを必要とします。
手馴れていても年齢で効率が悪くなると他のパートさんに申し訳なくなったり、ネガティブな気持ちになって辞めたいと考えるでしょう。
時給が低い事は辞めたい理由になる
多忙で動き回ることが多い飲食店において時給が低い事はパートが辞めたいと考える理由の一つになります。
飲食店のほとんどが売上を出す為に取り組んでいるのが人件費の削減です。
余計なところをカットして売上を伸ばす為、飲食店におけるアルバイト、パートの扱いは最低賃金からスタートすることが多いのです。
仮に店舗が暇すぎると早上がりをさせられますし、忙しいと時給に合わない仕事量が発生してしまいます。
時給分に合うバランスの良い労働になりにくく、辞めたいと考えます。
仕事内容が辛くなった(内容範囲の増大)で辞めたくなる
パートを続けていく内に通常では振られない仕事も任されていくようになります。
朝なら準備から接客やオーダーなどのホールの業務かキッチンなら仕込み、一部の料理提供が基本となります。
しかし慣れていくと教えられる項目が増える=できる範囲が増大することになります。それが負担となってきます。
例えば時ランチの時間にも関わらず暇だから、という理由で割引券の配布を開始したり掃除や他のパートさんには与えられない仕事等、なぜか自分自身だけが辛い思いをすることばかり任されてしまう事で辞めるか考えてしまいます。
飲食店における他のパートさんは教えてもらっていないけど1人だけ教えてもらって仕事をしている、という職場は雰囲気が良ければ気にはならないものの雰囲気が悪いなら割とブラック(いじめやパワハラに近い)です。
特に掃除と割引券の配布は僕が働いていた飲食店の店長考案でパートさんにやらせていましたが、割引券の配布は誰もやりたがらないし掃除は体力を使う&言い出しっぺの人が絶対やらないので雰囲気は最悪でした。
飲食店のパートを円満に辞める方法
飲食店を辞めたいと考えたなら揉めたり何かしら問題を抱えたままパートを辞める事は避けたいですよね。
仮に家の近くが職場なら尚更円満な形でパートを辞めたいところです。
円満に辞めるコツは意外と簡単です。
ポイントは全ての理由に対して感謝を添えることと会社のせい、職場の人間関係のせいにしない事です。
円満に辞める為にもパートとして雇ってもらえた事は感謝しないといけませんし、あと腐りなく辞める為にも会社が悪かった、人間関係が
悪い、といった主観の意見は避けるべきです。
家庭環境(特に子供)を理由に辞める
パートを続けいくごとに時間は経過していきます。
家庭環境、それも子供が大きくなっていけばパートで働ける時間も変わります。
子供が理由の場合何も言えない(家庭が一番大事)
それを理由に辞めることを告げることで会社も了承してもらえます。
その他親の介護が必要になった、夫が転勤することになった等その職場で働けない理由につながる家庭環境なら円満に辞めることができます。
業態を理由にする
飲食店ではなく事務作業や他の業態、資格を勉強した後のパートなど、飲食店とは全く異なることをしたいことを理由に辞めることです。
これの後者は多くの場合「資格を取得するまで働いておけば?」と言われるかもしれませんが、
- 資格の勉強する為にそれに近い業種でパートをしたい
- キャリアアップの為に
と前向きな理由でパートを辞めることを告げると、考えを尊重してくれるので辞めさせてくれます。
雇用形態を理由にする
- パートではなく、正社員として働き口が見つかった
- フルタイムで働き口が見つかった
パートで働くことから雇用形態をかえて働きたいという理由にすることで基本飲食店におけるパートの位置付けはフルタイムで働いてもらう、正社員として働いてもらうことを前提としていない為円満に辞めることができます。
仮に「うちで正社員としてどう?」と言われてしまっても、体力面等を理由にするのがポイント。若くてもパートから正社員になれば毎日が多忙です。
あくまで働き口が見つかったことを告げるようにしましょう。
(まとめ)飲食店のパートは辛くなったら辞めるべき
飲食店のパートを辞めたいと思ったら円満に辞める方法を考えて辞めるべきです。
それがパワハラや人間関係だとしたらストレスを抱えて働くことになります。それは避けたいですね。
時給が低くても人間関係が良ければストレス発散の場所を手に入れることができますし、パワハラでも人間関係が何かと手助けしてくれます。
しかし人間関係が根本的に崩れていると孤立しやすいので、パートが辛くなったら辞めるべきです。