飲食店で社内ニートになってしまう人の特徴と原因

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忙しくて休みの取れない飲食店でも仕事を振ってもらえない社内ニートは存在します。

それも結構な数で存在し、僕が働いていた飲食店でも社内ニートはいました。

 

これが一般的な会社の社内ニートなら他の人の仕事量が多くててんやわんやするだけですが、ギリギリの従業員数で店を回す飲食店なら社内ニートの存在は死活問題です。

飲食店における社内ニートの特徴とは?どういった職場環境でそうなってしまうのか?体験談も踏まえお伝えします。


目次

飲食店の社内ニートの特徴

飲食店における社内ニートの特徴はシンプルです。

  • やる気がない
  • 隙間時間を使うの下手
  • 基本ネガティブ
  • 上司(店長)に嫌われている

が挙げられます。飲食店の正社員でやる気がない事は仕事を振ってくれる上司やパートさんからすれば良い印象を持たれません。

隙間時間を使うのが下手で、例えば暇なアイドルタイムに事務仕事を終わらせればいいものの、なぜか休憩ではなく何かしらの仕事(仕込みだったり本来片付いている洗い場)をやっていると、事務仕事=自分自身がやる事ではない、と考えて放置して退勤することがあります。

 

また基本ネガティブで辞めたい、しんどい、ばかり言う飲食店の正社員は上司からも嫌われますし、面倒だから仕事を振ることを放棄する上司も少なくありません。

飲食店の社内ニートはほぼ「休憩」しない

社内ニートのイメージってどう思いますか?

休憩時間が来るまで暇をつぶし、休憩が来たらしっかりと休憩する「仕事をしない」人が想像すると思います。

 

しかし、飲食店の社内ニートはほぼ休憩しません。なぜなら仕事が遅い、やる気がない=仕込みや段取りが遅い=休憩できる時間でも仕込みをしている事が多いからです。

それは数年働いている人でも

  • 仕込みを早くして休憩しよう
  • 楽できる時間を作ろう

という考えは全くなく、休憩できる時間まで仕込みをしている=上司に仕事をしている感を出すために仕込みをしているにすぎません。

その人にとってダラダラ仕込みをする事が休憩になっているのです。

 

実際に5年以上働いている正社員が社内ニートでダラダラ仕込みをする人がいました。

こういった正社員の特徴は「上司がガチ切れしている」雰囲気を出すと急に仕込みが早くなります。

社会舐めしている、といったほうが良いでしょう。とはいえ本社勤務の部長等が来ても仕込みが早くなる事はありません。

飲食店の社内ニートはコミュニケーションが軸

飲食店で働いていく上でコミュニケーションは非常に大事です。

正社員ならアルバイト、パートのみんなとコミュニケーションをとって連携や報告といった業務を効率化できるように励みます。

 

飲食店の社内ニートのコミュニケーションの考え方は違います。

大きくいえば、異性としかコミュニケーションを取りません。それもピークタイム等の一瞬の間があったら異性をムダ話をします。

満遍なくコミュニケーションが取れる人は空気が読めない、今そういう状況ではないというのは雰囲気で汲み取れますが、社内ニートは空気が読めません。

 

仕込みが終わってなくてもコミュニケーション、仕事が終わってないのにコミュニケーション、それが飲食店における社内ニートです。

これの1番の問題はパートもアルバイトも見透かしているという所です。「あの人は自分がやるべき仕事も放ったらかして人と無駄話をしている」と感じている人が多いのです。


飲食店の社内ニートになる原因

  • 人が足りていないのに仕事が回ってこない、自分からやろうとしない
  • 仕事のスピードが遅い
  • 人間関係が極端
  • 上司の顔色しか伺えない

仕事のスピードが遅い、人が足りていないのに危機感がないという理由から仕事がなくなってしまった、してくれない、という人には上司も指示を出しにくいですしわざわざ嫌な気分をしてまで仕事を振ろうと思っていません。

こういった場合仕事のできるアルバイトに仕事を振って代わりにコーヒーを奢ったり飯に誘う、というのが結構あります。出来ない、やってくれない、遅い正社員に仕事を振ってお客様に迷惑をかけるわけにはいきませんから。

 

新人教育が多い会社ならまだしも、正社員母数の少ない飲食店で仕事を振ってもらえない事は居ないのと一緒です。ある程度満遍なく仕事ができるけど遅い、自分から進んで取り組もうとしないことから社内ニートになってしまいます。

飲食店の社内ニートの暇つぶし

飲食店社内ニートの暇つぶし方は

  • 仕込みをダラダラして仕事している時間を伸ばす
  • 異性とコミュニケーション
  • 事務仕事で無駄にキーボードを叩くだけ(納品処理はしない)
  • すぐ終わる発注で暇をつぶす
  • 仕込みが終わってなくても休憩時間に寝る(一度アイドル閉店する店舗)

といっても飲食店の労働時間も大体10時間以上、仕事をする人でもダラダラする時間はあります。しかし仕事をする人、できる人に共通する暇つぶしは「自分がやるべき仕事は全て終わっている」事です。

 

飲食店の社内ニートは仕込みも発注も納品処理も終わりません。なぜならやらなくてもやらないといけないと感じる正社員がイライラしながら終わっていない仕込みや発注をするからです。

とはいえ怒っても変わらないし仕事を振っても遅いなら、自分自身で処理をした方がマシ、という考え方になりやすいので仕事を振らないようになります。

飲食店の社内ニートは将来どうなるの?

飲食店の社内ニート、仕事を振ってもらえないばかりか本人もやる気がない、覚える気もない状態が続きます。

将来どうなってしまうのか?

ヘルプスタッフ要員

ダラダラ仕事してしまう飲食店の社内ニートは配属先不明となり、ヘルプスタッフ要員になる事があります。

言ってしまえば「良いように使われる雑用社員」という位置付けで会社に使われるため、シフトのほとんどを配属していた所以外の店舗の応援になります。

 

応援=その応援先の正社員の休日を確保させるための代わりになるだけです。

当然その応援先は売上が悪い(基本的に正社員数が1-1.5人で休みがない)誰でも店を回せるような店舗です。

飲食店の社内ニートでも店は十分成り立ってしまうので、ヘルプスタッフ要員として使われます。

オープンスタッフには抜擢されない

ヘルプ、応援社員として使われるも、責任感や多忙な時期になるオープンスタッフに抜擢される事はありません。

仕事が遅い、やる気がない、ダラダラと仕事する事に慣れてしまっている社内ニートにオープンスタッフをさせても追いつかないですし覚えるものも人より遅い、連携が取れない状態になるため上司が進んで指示を出そうとしなくなるからです。

一定の”特需”係要員

飲食店のジャンルにもよるが、特別な需要がある仕事の係として抜擢される事があります。

これはパート、アルバイトでもできるけど覚える工程が多いことからアルバイトに教えても辞めてしまったら身も蓋もない為、仕事を振ってもらえない社内ニートに振られる仕事になりやすい。

 

例えば僕が働いていた飲食店はお好み焼き屋さんでしたが、焼きそばは自家製麺にこだわっていて製麺機で麺を作ります。

他の店舗の郵送もそこから行う為、多い日で半日は麺を作っている事があります。

 

それを仕事が遅い、ダラダラしている社内ニートが係となって麺を作っていました。

麺の製造自体も他の社員が麺を作ったほうが早いですが、仕込みに仕事を振って残った仕込みをわざわざやらないといけない事を考えれば仕事が遅い、基本ダラダラして暇を潰している社内ニートの社員に仕事を振ったほうが店は回ります。

 

そう言った一定の特需の要員として抜擢される事はあります。

飲食店の社内ニートは辞める事はない

飲食店って離職率が高い印象がありますが、社内ニートは辞めません。

元々やる気がなく、仕事を振っても遅いしダラダラ暇を潰す飲食店社内ニートにとって別に1日済めば良いだけの話なので辞める辞めないまで考える事がありません。

 

ブラック企業はバカほど会社に残るとも言われてますが、まさにその通りです。働いていた職場はブラック企業でしたがダラダラ仕事していたり異性とのコミュニケーションばかりの人ほど勤務歴が長かったです。

まとめ

飲食店の社内ニートについてお伝えしましたが、「あ、この人全然仕事しないし仕事を振ってもやってくれない、遅いけど仕事している感は出している」と言った社内ニートがいたら対策は転職くらいしかありません。

 

飲食店の社内ニートが会社を退職することってよっぽどの事がない限り辞めません。人手不足でわざわざ辞めるように環境を変える事もありませんし、上司がいたらテキパキ働く社内ニートもいるので実態が公に出る事が少ないのです。

仕事ができる人はすぐに会社を辞めてキャリアアップを目指す、なんて言われてますが飲食店は非常に多く変な人しか残っていない会社もあります。

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