飲食店バイトのつまみ食いはダメなの?元社員が感じた実際の現場

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飲食店は名前の通り、料理を作りお客様に提供するお店です。

料理に使用する食物は非常に多く、発注で計算された管理が行われています。

 

そして、どの飲食店でも悩みの種になりやすいのがアルバイトのつまみ食いです。

発注数が変わってきますし、見えないところで行われている事が多い。

 

  • 飲食店アルバイトのつまみ食いはダメなのか?
  • 余った、残った料理をお持ち帰りしてはいけないのか?

について今回は実際に飲食店を8年働いてきた僕がお伝えします。


目次

飲食店アルバイトのつまみ食いはダメ?

結論から言うと、つまみ食いはダメです。

 

“法律”の観点からすると、つまみ食いは窃盗罪にあたります。

厳しい飲食店なら懲戒解雇、酷い時で民事事件、賠償請求として取り扱われる可能性もあります。

 

意外と働いていて、身近な存在だからこそ、つまみ食いをしてしまうアルバイトもいるでしょう。

かといってお店側も大事にしたくはない

つまみ食いは犯罪!といえど、お店側もできるだけ大事にしたくないのが心情。

一番シンプルな対策法はバイトを辞めさせる事で、つまみ食いをしたのが発覚したから弁護士を立てて裁判する!というお店は珍しい方です。

 

よっぽど毎日数万の料理をつまんでいたとか、店の備品を盗んで持って帰っていたとか大事にならざるを得ないケース以外は賠償請求は珍しいのではないでしょうか。

まあ、それでもつまみ食いはリスクがあるという事ですね。


働いてみて実際アルバイトのつまみ食いってどうなの

実際飲食店で働いていて、つまみ食い事情がどうか?と言うと多めにみている、見て見ぬ振りをしているケースも多い。

その理由に、店長にバレなければ良いという考えと人間関係のバランスがあるからです。

 

人手不足と言われている飲食業界、つまみ食いを問題化していざ掘り起こしてみればほとんどのバイトがしていて、主力のアルバイトが辞めてしまって店を回せる環境でなくなったらどうにもなりませんよね。

 

 

僕が働いていた店舗は

  1. つまみ食い、果ては勝手に料理をして食べているアルバイトがいる飲食店
  2. 真面目で一切つまみ食いをしない飲食店
  3. つまみ食いはするけど、客が完全に手をつけずに帰った後の残飯を食べる飲食店

と様々なタイプがありました。

 

1番は経験したなかでダントツ糞現場で、社員が何をしても言うことの聞かない店舗でした。

その背景には、お店のルールが固まっていて僕が人事異動する前の社員がやりたい放題させていたからですね。

かなり稀な店舗で今のご時世なら炎上ものですが、多分今でも行なっているでしょう。笑

店長がいない日はつまみ食いする雰囲気がある

店長がいる日はつまみ食いとかしないものの、休みの日はつまみ食いができる雰囲気があるお店も多々あります。

気が抜けるというか、社員が報告しない、黙認しているケースですね。

 

それは社員が問題を抱えてしまいたくない、それが理由でバイトが辞めたらかえって自分が怒られてしまう、といった店長とバイトの板挟みだからこその理由があるといえます。

 

実際にその雰囲気の職場で社員として働いてましたが、「もうそういうお店なのかな」と思って問題視してませんでした。

そこの店長も気分屋ですし。

店長がつまみ食いする店舗は多めにみられやすい

例えばお客様が食べていて、完全に手が付けられていない料理が下げられた時に店長が残飯をつまみ食いしている店舗は、アルバイトのつまみ食いを見ても多めに見られやすい。

 

これは残飯だから捨てるのがもったいないという名目でつまんでいることから、アルバイトも同様に行なっても何もいってこない場合があります。

会社全体で「もったいないは減らそう」と考えている飲食店なら店長が忙しくて賄いが食べられず、つまみ食いしているケースも多い。残飯以外では怒られますが。

つまみ食いをさせるお店もある

キッチンアルバイトに対し、あえて残飯やミスをした料理をつまみ食いさせるお店もあります。

理由は

  • なぜ自分の作った料理が残されているのか?
  • ミスをしたからこそ、どんな味なのか?

を確認させるためです。

 

自分が作った料理がほぼ残った状態で帰って来るのは割とショックですよね。

不味かったのか?合わなかったのか?作るのが好きなら気になる事もしばしば。

 

大きい店舗だとあまりしないと思いますが、バイト数の少ない小規模の飲食店は店長からつまみ食いしてみろと言われる事もあります。

実際それでバイト時代に焼きそばやカッチカチのステーキをつまみ食いさせられた事がありますよ。

余った料理の持ち帰りはダメ?

結論をいえば、これもダメです。

つまみ食い同様窃盗罪にあたりますし、まず持ち帰るバイトがいる事自体かなり珍しい方だと思います。

 

なぜなら余った、ミスってしまった料理は大抵社員がイライラしながらゴミ箱に捨てているからです。

実際僕が社員の時、オーダーミスの料理は温め直すとか無理なので捨ててましたし、捨てないと店長に怒られる職場でした。

 

ランチタイムなら社員の賄いにするために置いておきますが、アルバイトにあげるとかはまずないですね。

 

店長がいない時は持ち帰れる店もある

残った料理の持ち帰りも、結局のところ店長がいないときに社員が多めにみて持ち帰らしているお店も全然あります。

実際働いていて、先ほど三つ候補にあげたケースの1番の時、それが当たり前のように行われていたので「そういうお店なんだ」と思って何も言わなかったですね。

 

店長もミスが多すぎて残っている時「もう持って帰り!」といってアルバイトに持って帰らせていてました。

一人暮らしの大学生が多いお店は、持ち帰り傾向があると思います。

(まとめ)店長の有無で店は変わる

 

結局のところ、つまみ食いも料理の持ち帰りもそのお店の店長の考えや店長不在時の環境によってアリナシが変わると思います。

それはもはや気分とかさし加減とかのレベルになってきて、現場の対応が全てと言えるでしょう。

 

反対にカメラが取り付けられていたり、本部が常に監視している飲食店の場合、つまみ食いできない、または問題化されやすいお店だと考えていいでしょう。

つまみ食いは本来はダメだけど、残飯ならいい、多めにみているお店は意外と多いと思われます。

 

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