フリーランスや個人事業主は年収いくらになれば”自由”となれるのか

当ブログのリンクには広告が含まれています。

インターネットの普及によりフリーランスや個人事業主で働いていく人が増えてきました。

最近なら『好きなことで生きていく』というキャッチフレーズでYoutuberなる職業として働いて稼ぐ人も出てきまいた。

世間のイメージで言うとフリーランス、個人事業主=自由を獲得する方法、自由に仕事して好きに生きる職業と思われています。

ではフリーランス、個人事業主は一体年収いくらになれば”自由”を手に入れる事が出来るのでしょうか?

 

 


目次

個人事業主にとって年収で自由を語る前に税金関連が問題

ここでいうフリーランス、個人事業主は自分で青色確定申告を行う人の事を指します。

そしてフリーランスになるには開業届けが必要になるので必然的に建前上個人事業主になります。

 

で、個人事業主にとって年収よりも税金関連が問題視されます。

 

個人事業主が払う税金

 

大きく分けて

  • 住民税、市民税
  • 健康保険料
  • 国民年金
  • 消費税
  • 個人事業税

となります。

サラリーマン、会社員でも支払う税金が住民税、健康保険料、国民年金なので個人事業主が払う税金に個人事業税を負担する必要が出てきます。

この個人事業税は事業主控除290万円が控除される為、年収290万円以上稼ぐと個人事業税がかかってしまう仕組みになっています。

 

個人事業税は事業により違い、3~5%が相場となっています。開業届けの時に決まります。

これを踏まえて上でフリーランス、個人事業主が”自由”と言える年収がいくらになるでしょうか。

 

所得税の税率

課税総所得金額 税率 控除額
~195万円以下 5% 0円
195~330万円 10% 9.75万円
330~695万円以下 20% 42.75万円
695~900万円以下 23% 63.60万円
900~1800万円以下 33% 153.60万円
1800~4000万円以下 40% 279.60万円
4000万円~ 45% 479.60万円

参照:http://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/index.htm

 


個人事業税がかからない年収280万円はどうか?

 

年収280万円、月収にして23万3千円です。

正直”不自由しない自由”を手に入れられるラインと言えます。なぜなら個人事業主と会社員で経費に出来るものが圧倒的に違い、個人事業主の方が経費に出来る物が多いのです。

会社員だと自分自身の事で経費にすると怒られたり、必要だったのか?と言われる事もしばしば…結局自分の給料に反映させることはできません。

 

しかし個人事業主なら家で事業を行っているなら家賃を経費に出来たり、カフェで作業したならコーヒー代を経費にしたり自分が”事業に関係した”と思った部分をバンバン経費に変えられるので青色確定申告をした際に控除額も増える事になります。

 

手取りで言うといくら?

 

年収280万円の個人事業主が税金込み込みで残る金額は、月収にして18-19万といった所でしょうか。

これはもちろん経費対策もしている事が前提ですが、会社員として働いて総額24万円の人が税金を抜かれた時の手取りとほぼ同じ額残る計算です。

 

また、個人事業主は厚生年金を支払う義務がありません。会社につとめていると給料から自動的に厚生年金分引かれるが個人事業主は引かれる事がないのでその分自分の懐に入ります。

正直手取り18万円残るなら不自由なく生活できます。不安なら他の年金に加入するのもありですし。

何より280万円以上で発生する個人事業税を支払う必要がないので、支払う手間が一つ減る事になります。

 

年収400万円はどうか?

 

月収33万円の人ですね。個人事業主なら”ある程度自由に出来る”年収だと思います。

年収税率が330万以上から660万まで税率20%になるというデメリットがあるが、400万円だと微妙なラインで超過累進税率.というのが適用され70万円のみ税率20%になるので税金で損するかというと微妙です。

 

個人事業税が負担する事になるので年収270万円に比べ、支払う税金は増えます。

しかし、手取り自体は270万円よりも増える為節税対策をしっかりやっていれば自由を獲得できる年収が400万円とも言えるでしょう。

 

手取りはどうか?

 

会社員の場合24-26万円が手取りになり個人事業主なら23-27といった所ではないでしょうか。

会社員とあまり変わらないか、下手すれば低いと考えられます。節税次第です。

 

年収700万円はどうか?

 

600万円だと税率20%で計算されますが、700万円だと23%です。あれ?そこまで税金が上がらない?

700万円だと総額月収58万円です。ここまで来たらブログやアフィリエイトなら従業員を雇って任せて自由に旅行したり生活できると考えられます。

手取りで考えても個人事業主なら40万円は残ると思います。

好きな事で生きていく、自由になりたいと思ったら年収700~900万円が税率23%なのでいいかもしれませんね。

 

税金を考えるなら280万円くらいが”自由”的?

 

余計な税金を払いたくたいけど自由を手に入れたいなら年収280万円が良いと僕は思います。

仕事量を増やす事もありませんし、節税対策すればもっと税金額を減らして生活出来る為、非常にリーズナブル。

海外旅行とかを堪能する=自由、という意味ならもっと収入が欲しい所ですが、国内旅行をちょっとかじったり仕事の量とか休みとか贅沢しないかぎり280万円が感覚的に自由に生きていける年収とも言えますね。

 

まとめ

 

フリーランス、個人事業主が自由を手に入れられる年収、僕的には280万円か700-900万円の間だと思いました。

大きなメリットとして

年収280万円

  • 生活には困らないレベルの収入
  • 税金が高額ではないが節税次第で更に支払う税金が減る
  • 個人事業税を払わないで良い

年収700-900円

  • 税率23%と600万円との税率差額3%
  • 節税次第で税率20%と変わらない税金になる可能性がある
  • ある程度お金に余裕がある為、従業員を雇って自動化する事も可能

となります。あくまで僕の見解ですがマジで仕事をしたくない人は年収900万円目指せば良いと思います。

ちなみに900-1800万円以下で税率が33%と10%上がるので、収益を追求してどこで得するかどうか考えてみても良いでしょう。

(注:ここに書かれている手取りはあくまで参考なので鵜呑みにしないでくださいね。)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次