飲食店のアルバイトを5年半、正社員として2年半、合計8年働いていた僕は職場では『仕事出来ない奴』として認識されていました。
仕事出来ない、なんて言われたらショックだし、年数だけ重ねてしまっている事もあり、僕自身少なくとも他の周りより仕事が出来る、なんてプライドももっていました。
今は退社してしまいましたが、なぜ向いてない仕事を続けていたのか?疑問になる程時間の無駄だと思いましたし、何より退社した後に残った後遺症が辛かったです。
飲食店のアルバイトは向き不向きがあります。
どういった人が向いていないのか?8年働いて『この人は向いていない』と感じたのを紹介します。(僕含めてね)
飲食店バイトが向いてない人
最初に言いたいのは飲食店のアルバイトは”ノリ”と”丁寧さ”のバランスです。
どちらかが欠けてしまう、例えばノリがない人は社員に目をつけられてコミュニケーションを取ってもらえない場合が出てきたリ、雑な仕事をしてしまうと、シフトを入れてくれる回数も少なくなる傾向にあります。
覚える事、やる事が多い飲食店のアルバイトの中で『Yes』が言えないバイトの人は基本週2-3の3時間とかになりがちです。
真面目過ぎる、暗い
真面目過ぎて暗い人は飲食店のアルバイトに向いてません。
笑顔がない、元気がない人です。
飲食店のアルバイトは、キッチンでもホールでも一定の軽いノリがあります。
真面目過ぎると冗談やノリで真に受ける事自体が『めんどうなやつ』と思われます。
また、反応に対して論理的、理屈っぽいと『だるいやつだな』と思われてしまいがちです。
僕も飲食店のアルバイトを始めたての時は、真面目過ぎるが故に社員のノリがよくわからなかったし、暗いのであまりしゃべりかけられる事もなかったです。
ここで言う真面目は『仕事の真面目』を意味して言っているのではなく、『ノリや反応が真面目』という意味です。
バカになれない人という事にもなります。
中にはたまたま同じ系統のアルバイトが入ってきて、コミュニティを形成して楽しく飲食店のアルバイトをこなす事が出来る事もあります。
でもたまたまだし、基本飲食店のアルバイト=みんなと仲良く!!みたいな意味のわからない論を持った社員がいるので、飲食店のアルバイトは向いていないと言えるでしょう。
いじめられた事がある
簡単に言えば『人の事が好きではない』人。
一度いじめられた経験のある人(人間不信、他人とコミュニケーションを取るのが苦手になる人)は飲食店のアルバイトに向いてないと思われます。
バイト同士のコミュニケーションでも浮いた存在になりがちですし、ホールスタッフをやらされた時は接客よりもまずは『人とどう話していけばいいかわからない』と考えるはずです。
ホールスタッフのアルバイトもしていましたが、『あいつはロボットみたいだな』なんて揶揄されてましたよ。
マニュアル以上の事が出来ない、相手の気持ちを把握する事が難しい、社員になった時クレーム処理を一度でも成功した事がないですから。(お客様に店の外に出されて殴る蹴るを食らった事も)
いじめられっ子は飲食店のアルバイト、特にホールスタッフは向いてないので辞めた方がいいですよ。
しかし、バイト5年続けられたのは洗い場からスタートしたからです。
洗い場からスタートすれば、最低限のコミュニケーションしかいりません。
そこから徐々に慣らしていくことで、改善どころかいじめられっ子でもコミュニケーション能力を身につける事もできますよ。
飲食店でアルバイトをすると必ず最初の仕事としてあるのが洗い場です。キッチンスタッフなら洗い場は避けて通れません。汚いところもあり基礎でもある洗い場。 「汚いし時給も安いからやる意味なくない?」と思っている人も多いと思い[…]
マイペース
マイペースな人は飲食店のアルバイトで浮きます。
忙しいのにダラーンとしていたり、教えてもらう事もどこか曖昧に覚えていたり…..
マイペースになればなるほど、飲食店のアルバイトが難しくなりました。
雰囲気づくりをしているのは社員と社員が気に入っているアルバイト、で社員が気に入っているアルバイトは大抵
- 雰囲気の切り替えが出来るアルバイト
- 指示が的確に出来るアルバイト
- アルバイトの中でもまんべんなく仲が良いアルバイト
なんですよ。
この三つのアルバイトという人材のおかげで『社員に合わせて雰囲気を作る』事が出来ます。
忙しくなったらはきはきし始めたり、社員もせっせと忙しくなったら気を使えるアルバイト。
マイペースな僕がアルバイトをすると目の仇にされてましたし、働いている年数が多い=何でもまんべんなくこなせる為、社員からの要求レベルも上がります。
でもマイペースなので急いだりする事も少なくありません。
飲食店はスピードとチームワークが重要となるため、空気の読めないマイペースは向いていないと言えます。
向いているバイトは?
飲食店バイトが向いていないとはいえ気合でどうにかなります。
しかし気合で続けてもアルバイトだから保険加入されているか?
労災が降りるのか不明なので無理して続ける必要はありません。
以上の条件を踏まえ、向いているアルバイトは何なのか?見ていきましょう。
在宅ワーク、内職系
パソコン一台で稼げる様な恵まれた時代に突入しています。
アルバイトのみならず、在宅ワーク、内職系を行う事が向いているアルバイトと言えます。
マイペース=在宅ワークは基本『自分のペース』で仕事が行えます。
真面目過ぎる、暗い=他の人とあまりコミュニケーションをとらないのでグッド。
いじめられたことがある=同上。
在宅ワークと言っても様々なジャンルがありますが、ここでいう在宅ワークはパソコンを行ってマイペースに真面目過ぎるメリットを生かして稼ぐ方法です。
アルバイトではないですが、例えばクラウドソーシングを活用する事です。
クラウドソーシングとは、外注されたタスク等を専用のサイトで掲載する事で、不特定多数の方がタスクに参加しそれに応じた報酬金額を獲得する事が出来る副業でも紹介されやすい稼ぎ方です。
僕も実際にクラウドソーシングで稼いでいた時期があります。
約1か月利用していただけですが、合計報酬金額は145.082円でした。
145.000円となると、時給900円のアルバイトを160時間働いたのと同じ計算です。
しかし、クラウドソーシングの実質労働時間は大体100時間ほどです。やっていた事はライティング作業のみ…..。
時給換算1450円です。
非常にコスパが良いですし、誰かとコミュニケーションを取る事もない(タスク、プロジェクト先の人と数回メールするぐらい)しこちらのペースに合わせてくれる人も多いので稼ぎやすかったです。
アルバイトではないですが、登録も何もかも無料で費用がかからないのでとりあえず始めてみると良いでしょう。
ゲームが好きならゲームライターのバイトってのもありですよ。
工場や加工スタッフ等
製品の加工や工場のアルバイトは向いているアルバイトと言えます。
相手は機械及び製品、ラインで流れてきた物を加工するだけなので人とのコミュニケーションも少ないですし、むしろあまり人と関わりたくない人なら適任になりやすいアルバイトです。
工場、加工系は時給も高い傾向にあり(1200円以上)、人と喋るのが苦手な人でも黙々と仕事が出来るアルバイトです。
スーパーの品出し
人とあまり接することがないスーパーも向いているというよりやりやすいアルバイトと言えます。
ただ、時給が高くてスーパーのバイトをやっているのはいいですが、飲食店のアルバイトが向いてなかったからという理由で辞めて時給が安いスーパーでアルバイトをするのは割と甘えに近い。
コミュニケーション能力がない、マイペース、暗い僕でさえ飲食店を数年続けて改善されたので、自分の殻にこもるためにスーパーのアルバイトはおすすめしませんが、徐々になれるという意味ではアリでしょう。
