アルバイトを辞めようと決意して上司に伝えたけど
- 人手不足だから無理
- じゃあ代わりを探してくれ
- もうちょっと頑張ってみてくれないか
といって辞めさせてくれず、引き止められる人も多いはず。
しかし、人手不足や代わりを探さないといけない理由で責任を感じて引き止められてしまっていたら、いつまで経ってもバイトを辞めることができません。
お世話になったバイト先とは問題を起こさず退社したいですよね。
今回はバイトを辞めさせてくれず、引き止められている場合の解決法をお伝えします。
バイトは「辞めます」と伝える
バイトを辞めようと考えている人の多くは「バイトを辞めたいんですが」と上司に言うことがあります。
バイトを辞めたいの場合、はっきりとしていません。
言われた社員としては「辞めようかどうか悩んでいるのかな」と捉えることの方が多いでしょう。
悩んでいるなら、会社の都合の良いように言いくるめたいですし、人手不足だからと言えば協力してくれるのではないか?と辞めさせてもらえません。
- 辞めたい⇨えー困るんだけど、と会社の状態を話そうとする
- 辞めます⇨どうして?と理由を聞こうとする
言い切るのと要望では反応も内容も変わってきます。
バイトを辞めます!と言い切るようにしましょう。
バイトを辞めたい理由を作る
バイトを辞めます!と伝えても、大抵の場合は理由を聞かれます。
ここで理由が曖昧、抽象的な場合
- ならもうちょっとバイトにいても良いんじゃない?
- シフトを減らしても良いからいて欲しい
- 中途半端な気持ちで辞めると後悔するよ
と引き止められる事が多いので、しっかりと「辞めざるを得ない理由」を作る事が大事です。
言ってみればウソになるわけですが、会社とトラブルにならない、円満にバイトを辞めるためなので、トラブルが起きるよりマシです。
学生の場合は親や学業を出すのが有効的
高校生ならば部活、学業、そして親を出すのが良いでしょう。
成績が落ちて学業に専念しろと親に言われた為
親に受験勉強はちゃんとしろと言われた為
大学生の場合は資格の勉強に学業や将来に繋がる仕事、就職活動がオススメです。
実家通いなら親や祖父母を出しても良いでしょう。
資格の勉強をしないといけなくなった
親に勉強しろと言われた為
介護をしながら通学しないといけなくなった為
就職活動に専念したいため
パートの場合は家庭環境を
主婦であるパートの場合は、親の介護や子供の成長等家庭環境の変化が良いでしょう。
子供に合わせた時間帯しか働けなくなった為(そのバイトでは実現できない事)
旦那が単身赴任して働けなくなった為
体調不良の場合
体調不良を理由にする場合は、アレルギー等の働けない理由が良いでしょう。
皿洗いで手が荒れる、アトピーが悪化するから
どうしても辞めさせてくれない、辞めたい場合
辞めます!と伝え理由も完璧!
だけど、辞めさせてくれなかった…..なんてバイトも沢山あります。
「今は忙しい時期だから我慢して欲しい」と引き止められるのはまだ優しい方です。
「人手不足なんだから辞められるわけないだろ」や「辞めるならそれなりに覚悟してもらわないと」と脅迫したり、賠償金を匂わせるような事を言うバイトもあるのです。
あなたが働いているバイトがそれでも辞めさせてくれなかった場合、引き止められても諦めず辞める決意は曲げないようにしましょう。
本社に報告する
現場の状況が人手不足で引き止められても、本社自体は把握してない、報告すると対応してくれるバイトも多くあります。
特にチェーン展開しているお店なら、辞めますと報告する事で丁寧に対応されやすいです。
そのお店の上司より上の立場に伝える事も辞められる方法と言えます。
本社に報告は親を出せばより効果的
本社に直接あなたが言っても辞めさせてくれない場合もあります。
それは会社自体がそういう状況になってしまっていることが挙げられます。
しかし、親を出せば大人の話に変わることが多く、話が通りやすくなります。
実際に僕が働いていた飲食店で大火傷を負った女性がいました。
現場の店長は「労災にするほどではないな」と言ってましたが、
後日やけどした女性の親が激怒し本社に報告、労災となり現場の店長はこっぴどく怒られたようです。
別のケースで、新入社員がサービス残業を強いられているのが耐えられなく、仕事中にキレて実家に帰りました。
後日親が本社に「残業代を払え」と電話、サービス残業代を支払い新入社員は退職し事無きをえました。
働いている当事者が本社に電話すると、会社によっては舐めてかかってくる事があります。
その場合は親を出すのが効果的でしょう。
退職届を提出する
「辞めます」と伝えても辞めさせてくれず引き止められてしまっていて、どうしても辞めたい場合は退職届を提出するのが良いでしょう。
退職届を提出する事で、会社の可否を問わず受理された時点で退職する事が可能です。
これを本社に送ってしまう事で絶対受理しないといけないので、効果的です。
注意として退職願ではなく退職届を出す事です。
退職願は会社の承認のもと退職ができる為、拒否されれば辞める事が出来ません。
それでも辞めさせてくれない、自分にはそんな事できない場合
本社に電話しても辞めさせてもらえなかった
退職届を出すなんてそんな事できない…..
と無理して辞めようとするのが嫌な方も少なくないでしょう。
かといって辞めさせてもらえなかったら、いつまでもズルズルとバイトに付き合わされてしまいます。
自分自身にはそういう行動ができない、実行したけど引き止められて辞めさせてもらえなかった場合は最終手段しかありません。
労働基準監督署に相談する
最終手段の一つとして、労働基準監督署に相談する事です。
「バイトでも労働基準監督署は利用できるの?」と思うかもしれませんが、全然相談は可能です。
しかし、証拠が少なかったり簡易的な相談の場合は動いてもらいにくいです。
あなたが働いているバイトがブラックなバイトで、脅迫するような引き止め方などがあればボイスレコーダーで録音して証拠を作っておくと良いでしょう。
バックレるはNG
バイトを辞めさせてもらえないという理由でバックレる事は最終手段であるものの、NG行為です。
荒事を立てたくない会社があれば、賠償金を請求してくる会社もあります。
前者だったらまだしも、賠償金を請求してきたらどうしようもありません。
退職代行サービスを利用する
最終手段の一つに退職代行サービスを利用する事です。
退職代行サービスなら、あなたが直接何かを行動する必要はなく、バイトを退職する事が出来ます。
「代行サービスって正社員とかが利用するものでは?」と思われますが、最近はブラックバイトも多くバイトの利用者も増えているそうです。
どうしても辞めたい、とお考えなら代行サービスを利用する事がおすすめです。
安くはないものの、最近のバイト求人サイトなら採用されれば1万円のお祝い金がもらえるサービスもある事から、利用しやすくはなっています。