大卒なのに飲食店に就職ってどう?良いとこ悪いとこと目的意識

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「大卒で飲食店に就職」と聞くとどうイメージしますか?

  • 大卒なのに飲食店に就職するの?
  • 高卒でも良いのではないか?
  • 大卒なのにもったいない

というネガティブなイメージだと思います。

 

しかし、大卒だから飲食店に就職しない、という事はありません。

実際に僕は大卒で飲食店に就職した時、僕と同期入社で大卒は11人中6人いました。

大卒で飲食店に就職する事自体は珍しくないと思います。

 

今回は大卒で飲食店に就職した僕が働いて良かったところ、悪かったところをお伝えします。


目次

大卒で飲食店に就職してよかったこと

大卒で飲食店に就職して良かったところは、高卒に比べて現場仕事以外の分野でも仕事をチャレンジできることでしょう。

高卒の場合、多くは現場仕事を数年行い、仕事に慣れてきたら店長候補ないし店長と歩んでいくことになります。

 

大卒の場合、現場仕事の他にキャリアアップセミナーや商品開発等々、現場以外の仕事の教育も1年目以上からチャレンジ出来ます。

僕は実際に入社後2年目、ある新しい業態で商品開発部担当を任せられていました。

また、同時期の大卒の1人は2年目以降本社勤務になっていました。

 

将来的に現場仕事⇨事務仕事にシフトチェンジさせる事、現場以外の仕事のスキルで会社に貢献させる事が理由だと思われますが、高卒に比べ大卒は時期が早くなります。

昇級も高卒より早い

飲食店に大卒で就職することは、高卒に比べて昇級が早いことも挙げられます。

僕が働いていた飲食店は

1~3年目正社員
4年目店長候補検討
検討合格の場合5年目から店長候補
7年目店長職

と7年最低限勤務しないと店長職になる事が難しいです。

新店のオープン等のきっかけとタイミングがない限り、早くなる事は少ないです。

1~2年目正社員&他分野業検討
3年目店長候補検討
合格の場合店長候補or商品開発等
5年目店長職

と大卒なら5年目に店長職および他の分野の仕事も任される場合がありました。

僕の同時期入社の中だと

  • 商品開発候補
  • ポップデザイン作成、広報部候補
  • 本社勤務候補
  • 出張社員候補
  • 早出世店長

と様々な分野に大卒の社員が分かれて任されていました。

店長職自体は個人差ありますが、2年目の忘年会の時に「今後は店長も考えていかないといけないね」と言われた事もあり、大卒は優先されるイメージです。

 

まあ出張社員は地獄でしたが…..他の仕事だと現場仕事しなくても労働時間がつくので楽です。


大卒で飲食店に就職して悪かった事

悪かった点は、労働時間と給料のバランスでしょうか。

就職する前から覚悟は承知でしたし、「大卒なのに飲食店に就職するのはあり得ない」と呼ばれる一つの理由だろうなと思っていました。

 

専門スキルの要らない飲食店だからこそ、基本の仕事は高卒と変わらないのと営業時間から長時間労働になるしかないのでしょう。

チェーン店だったので、労働時間に対して給料も安かったです。

 

ただ、労働時間に関しては近年の働き方改革により「短時間正社員制度」を導入する飲食店も増えてきました。

有名なのが某ステーキ屋さんで、1日6時間勤務で手取り16万の求人もありました。

僕が働いていた飲食店でフルタイム労働で手取り17万だったので、今後労働時間と給料のバランスが変わればいいですね。

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プライベートがほとんどない

長時間労働に加え、休日の少なさと決まった日に休日が取れない事から、プライベートがほとんどありません。

例えば土日休みなら友達と遊びに行ったり、飲みに行ったりとプライベートを充実させる事が出来ます。

 

しかし飲食店は土日休みは滅多に取得できません。

よって平日となる為友達と予定が合わしにくく、プライベートの時間=1人の時間が多くなります。

 

休日のみならず、飲食店で仕事している同士が仲良くなって遊びに行く事も多くなる事から、仕事の同僚との時間=プライベートの時間に直結するケースも少なくありません。

 

仕事は仕事、プライベートはプライベートで割り切りたい人にとって、飲食店の公私のラインが無くなる関係は辛いと思います。

休日でも電話をかけてきて職場に呼ぶ上司も飲食店は多めです。

大卒で飲食に就職するなら目的意識を持つべき

しぶしぶ働く人も多いと思いますが、大卒で飲食業界に就職するからこそ、飲食業界に入る目的意識は持っておくべきでしょう。

 

飲食業界で勤続年数を伸ばしても、現場仕事が基本となる為年齢を重ねれば体にガタが出てもおかしくありません。

チェーン店だと常に同じクオリティを求められ、ついていけなくなります。

 

大卒で飲食業界に飛び込むなら

  • 独立を視野に
  • キャリアアップで給料UPを目指す

の目的意識は欲しいところ。

 

例えば飲食の仕事は好きだけど給料面に不満がある、という方はキャリアアップを目指して様々なジャンルの飲食店を経験したり、給料の高い飲食店に転職する前の飲食店の土台になってくれます。

 

飲食で働いていれば、自ずと飲食関連のノウハウが蓄積されます。

独立して飲食店を開業するのも視野に入れて働く事で「大卒で飲食に就職」でも意味があると言えますね。

店長職に昇級するまでは我慢すべき?

スキルなしに飲食店に就職して目的意識を持て!と言われてもどこまで働けばいいか?悩みますよね。

一つの目安に店長職になった時だと思います。

 

理由は店長職に昇級するために、

  • 食品衛生責任者
  • 防火管理者(店の規模による)
  • 調理師免許(会社の方針による)

といった資格を取得しないといけません。

 

特に食品衛生責任者と防火管理者は1店舗に1人は取得しないといけない資格です。

ほぼ必須の資格、という事は他の飲食店でも必要となる、採用されやすくなる事に繋がります。

 

例えば給料UPを理由に東京の飲食店で、店長職募集(年収500万円以上)という求人があっても対応できる、応募できるようになります。

独立する場合にも食品衛生責任者は必須資格なので、店長職に就くまで働くのが良いでしょう。

 

ちなみに資格の取得は会社側から義務的に行われる事がほとんどです。

大卒で飲食に就職したけど合わなかったら

  • 働くためにしぶしぶ入社した
  • どこも内定してなかったから採用されやすい飲食店へ
  • 飲食が好きだけど何か合わなかった

という大卒の人も少なくはないでしょう。

 

向き不向きは甘え、なんて言いますが、何でも対応して上手くできるほど人間は頑丈にできてません。

合わなかった、疲れた、辛い、と感じたなら思い切って仕事を辞めて転職活動をするのがオススメです。

 

僕も実際やりたい仕事が見つかった事から、3年待たずに飲食正社員を辞めました。

しかし、3年以内なら第二新卒枠が使えます。

 

第二新卒は大学卒業後3年以内の期間の事を言います。

世間では「3年は我慢しろ」なんて言いますが、他業界に転職するチャンスがあるのも第二新卒の特徴と言えます。

 

  • やりたい仕事ができた
  • 今の会社のパワハラ、モラハラが酷くて疲れた

といった自分の目的意識がある、今いる飲食に問題がある場合は転職する事が良いでしょう。

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