大学を卒業して内定をもらった会社に入社するも「何か違う」と感じて新卒だけど1ヶ月で仕事を辞めたい!と感じる人もいるでしょう。
特に新卒1ヶ月の期間というのは、仕事を覚えるだけでも大変ですし上司の上下関係などによる社会に揉まれる、時期です。
そんな中で1ヶ月で辞めてしまうことに罪悪感や「根性がない」なんて言われると思いますが、1ヶ月でも半年でも仕事を辞めたいと思ったら辞めるべきです。
新卒が1ヶ月で仕事を辞めたいと思うのは当たり前
新卒で入社後1ヶ月くらいで仕事を辞めたいと思うのは意外と当たり前です。
大学生という学生生活からいきなり就職して仕事を行う、慣れていないのに実績を求められる日本の社会だからこそ辞めたいと思うのは当たり前なのです。
そこを乗り越える事で社会人としてやっていけるようになる、なんて上司に言われますがそんなことはありません。
1ヶ月でも仕事を辞めたい理由が出てきたら辞めてもいいんですよ。それには新卒という特権に魅力があるからです。
新卒はブランドです。最大3年まで有効です。これに魅力があるので有効に活用しない理由はありません。
仕事を続けることはある程度の諦めもある
新卒から入社して仕事を続けられる人は
- 残業がなく給料が高いので続けられる
- 感情論、精神論がまかり通る会社(飲食業等)
- 社員間の仲がいい
- 諦めや妥協で続けている
が候補に挙がります。
ブラック企業で仕事している新卒にありがちなのが自分の意見を潰して諦めて続けていること、感情論、精神論が肌に合っている、慣れている事で「転職しても一緒」という先入観があります。
事実転職をした事がない人は「勤続年数が長い方が偉い」と考えている人が多く、転職し慣れている人と比べて井の中の蛙状態です。
理想的なのは残業がなく給料が高いですが。
新卒でも1ヶ月で辞めるべき魅力
新卒だからこそ1ヶ月、半年で仕事が嫌になったら辞めるべきです。
新卒というブランドは大きなメリットになります。
これを知らないで嫌々続けることは非常にもったいないです。
1.第二新卒が有効になる
新卒が3年以内に転職活動をすると第二新卒として取り扱ってくれるようになります。
これはハローワークでも転職サイトでも第二新卒として見てくれます。
第二新卒のメリットは
- 新卒と同じ枠で採用される
- 結果を求められず、まずは社員教育から
- 中途採用より転職が決まりやすい
があります。3年を超えてしまうと中途採用として扱われるため実績も結果も求められます。
第二新卒は新卒と同じ枠で採用されやすく例えば1年下の社員と同時期に入社して同期というコミュニティーを作ってくれる事があります。(中途採用だと中途入社になるのでコミュニティを形成できない)
会社を続けるコツはコミュニティです。同僚がいないと孤独になりやすく相談を受けてもらえる人が少なく嫌な仕事があれば辛い毎日を過ごしてしまいます。
第二新卒ではコミュニティの形成が会社側が提供してくれる事で孤独からの退職を防いでくれます。
2.3年は続けるメリットが少ない
暗黙の了解であった「新卒はとりあえず3年続けてから辞めるか考える」ですが、3年続けるメリットは今の時代少ないのです。
昔は転職活動をする方が難易度も経済的にも楽ではありませんでした。
3年続ける事で独立するか?諦めて仕事を続けるか?仕事を辞めて転職するか?品定めと職歴の関係で3年という目安がありました。
しかし、新卒で仮に3年続けてしまうと第二新卒ではなくなるし1ヶ月で仕事を辞めたいと思っていた人の3年続けた=キャリアアップを目指す事がないので時間の無駄になります。
むしろ嫌な仕事を振られたらそれが愚痴不満になるので、1ヶ月で辞めたいと感じたらとりあえず3年続けるよりも辞める決断を取るべきです。
3.最適な仕事、やりたい仕事にチャレンジできる
仕事に合う合わないは必ずあります。一部の人は「それは言い訳」と言いますが、合う合わないではなく諦めて合わせているだけの人です。
プロ野球選手がサッカーをしますか?ボートレーサーが馬に乗りますか?人には合う合わないは絶対にあるのです。
自分にとってどういった仕事が適しているか、やりたい仕事があるかどうか新卒で辞めたらチャレンジするチャンスを手にいれる事ができます。
一度新卒で仕事を辞めたら最適な仕事を見つけるまで追い求める事ができるようになります。諦めて淡々と仕事をこなすよりあなたに相性が良い、やりたい仕事、最適な仕事に取り組むべきなのです。
4.会社依存しない人脈が作れる
会社を長く続けることは会社内の人と仲良くするだけで出会いも少なく考え方も会社内の事が正しいと判断してしまいます。
ブラック企業がなぜ変わる事ができないか?会社内の交流だけが多く外部の刺激を受ける事がない、それでもついてきてくれる社員が残るからです。
新卒で仕事を辞めて転職する事で全く違う会社内の人と交流が楽しめます。時には親友になったり出会いから交際をする社員がいるほどです。
転職をした人は仲良くする人は転職してきた人なのも魅力の一つで、その会社にいた人ではないので違う目線、考え方を教えてもらう事ができます。
人脈から刺激的な出会いがあります。
5.視野が広がる
仕事を辞めて転職活動をする事で、会社がどういったビジネスモデルで利益を上げているのか?収益を上げる方法やノウハウが会社間で違うため視野が大きく広がることになります。
視野が広がることは大きな魅力で、転職した事がない人と転職を経験した人で自立する力もガラリと変わります。男性がアレを卒業した人と卒業していない人で顔つきも考え方も変わると言われているようなものが転職でも言えます。
第二新卒の転職難易度は?
「新卒のたった1ヶ月で仕事を辞めて転職がうまくいくの?」
不安を抱えている人もいると思います。
第二新卒の転職難易度は新卒の内定獲得と何ら変わりません。転職活動に不可能な部分はありません。
しかしハローワーク等のある程度自力で転職活動を行う場合は難易度はグッと上がります。
経験上ハローワークで第二新卒の転職活動をすると9割方ブラック企業に転職先が決まってしまいます。
ハローワークはできれば、失業保険をもらうだけにとどめておいた方が良さげです。日本社会の闇を見ることになります。
エージェントがいる転職エージェントを利用するのが鉄板
新卒が仕事を辞めて転職活動という初めてのことを行うように、それ専門で取り扱っている人を活用するのが自分がやりたい仕事を見つけ出す一番の近道です。
ハローワークは転職活動を「提供」しているだけで、どういった会社なのか?実態がわかりません。言ってしまえば業務的でパソコンで気になった会社の情報を印刷→電話で聞いてもらって面接日時を決める→会社に足を運び面接→後日結果が出る。
ハローワークで転職活動しましたが「ハローワークを介して行う必要なくね?」と僕は思いました。
なので専門のエージェントがいる転職エージェントを利用するのも検討しましょう。