多忙で中々休みの取れない仕事が飲食店です。
飲食店のほとんどが正社員の労働時間が長く、家に帰ってきてもご飯を食べて風呂に入って寝るだけのサイクルを繰り返している人も少なくありません。
しかし、いつまでも給料が上がらないのが飲食店正社員の悩みの種。
少しでもお金を稼ぐために、副業をしたいと思っている人もいるでしょう。
副業が認知された今、本業に支障がおきない程度に副業をする人が増加しています。
今回は飲食店の正社員が副業をするのが難しい理由とおすすめする副業をお伝えします。
飲食店の正社員が副業を行うのは難しい理由
僕も飲食店で働きながら副業をしていました。
それを実現するまで時間を大きく使いましたし労力もかなり使いました。
飲食店勤務の人が副業を開始するのはハードルが高めです。
副業禁止を提唱している
飲食店を運営する大多数の企業は、未だに副業禁止を提唱している事が多いです。
僕が働いていた会社も副業禁止でした。
しかし副業禁止は名ばかりで、本社勤務の方々も副業を難なく行っていました。
副業禁止=平社員が辞めないような対策としてルール決めをしている場合が高く、幹部たちは副業を行っている事を黙認している場合があります。
ギャンブルも禁止になっていたが、幹部の趣味がパチンコやパチスロだったり休日は競馬に行ったりと名ばかりです。
仮に働いている飲食店で副業禁止の場合、なぜ禁止なのか?上司等はやっていないのか?洗いざらいにした方がいいでしょう。
労働時間が長く休みが少ない
飲食店で働いていると休日が少なく労働時間が長いのがデフォルトです。
労働時間が短く、休日が多い飲食店の方が珍しいくらいです。
副業をする為には、休日を削るか出来るだけ早上がりをした後、夜働くしかありません。
飲食店以外なら定時にサッと帰られるような仕事もあります。
休日に何不自由なく副業を行うことができます。
しかし、飲食店だと基本閉店まで、早くて閉店2時間前に退社、休日は職場によっては電話をかけてくる嫌な上司もいるほどです。
よって飲食店で副業を行うのは非常にハードルが高くなっています。
不定期な休日も要因と言えます。
バレると追及されやすい
経験上飲食店の正社員にとって、副業をしている人を妬む人が多いです。
特に上司が妬む傾向があり、バレてしまうと
- お前はそれでいいのか?
- 仕事に集中しろ
- そんな事しても続かない
など、否定から入って何をしているのか?どういう副業なのか?追及されやすいです。
バレる原因はSNSがほとんどです。
知らない間に上司がSNSを始めていてバレてしまう、なんてことが多いのです。
飲食店の正社員でもできるおすすめの副業
労働時間、少ない休日、バレてしまう可能性….これを踏まえて飲食店の正社員ができる副業とは何か?
をご紹介します。
これを参考に”ちょっとずつ”副業を検討してみてもいいでしょう。
駐車場シェア
飲食店に働いているけど、異動等の関係で駐車場を使わなくなった……だけどスペースがもったいない。
となっていませんか?
今の時代個人間のサービスが増えてきて、駐車場シェアもその一つです。
自宅の空いている駐車場で稼げるのが駐車場シェアです。
登録するだけで、利用したい人がスマホで借りれる所を検索、あなたの駐車場とマッチすれば貸した分収益が入ってきます。
月極駐車もすることができ、あなたが何もしなくても毎月数万円稼ぐことができます。
バレることがほぼないのも、使っていない駐車スペースさえあれば飲食店社員でも始めやすい副業といえます。
覆面調査、モニター
飲食店やホテル、アパレルに美容院等々の施設に店員にバレないように調査する副業です。
飲食店で働いているけど、もっと他の飲食店の食べ物を食べて情報収集、スキルアップしたい…という方にオススメです。
他の飲食店でご飯を食べながら、お金も稼げるなんて良い時代ですよ。
仕事終わりや休日に覆面調査が行えるのと、
報酬額も高単価の場合もあるので、
パッと稼ぎたいのと特別なスキルが要らないので続けやすい副業と言えます。
女性なら美容の商品の調査があるのはありがたいですよね。
他社営業
意外と知られてないのが他社営業です。
派遣で営業職を任される人が多い中、最近は本業もありながら副業で他社営業が飛躍してきました。
簡単にいうと知り合いの紹介に近いです。
例えばとある飲食店経営者がこの業界の仕入れ担当者を教えてほしい、というご依頼があったとしてます。
そこで自分の周りにいて紹介する、といった営業方法です。
飲食店で正社員として働いていると様々な業者やお客様と出会い、知り合いになります。
人脈が活用できるのが他社営業です。
クラウドソーシング
副業の定番がクラウドソーシングです。
インターネット上で行える仕事を会社内ではなく数件分インターネットで募集を行い、それを僕たちが仕事をすることで稼ぐ副業です。
単品のみのタスクから契約式のプロジェクトまで、飲食店の正社員でもタスクで稼ぐことができます。
主な仕事は
- ライティング
- アンケートやまとめる等の軽作業
- エンジニア系のサービス
- デザイン作り
と豊富な仕事があるのでとりあえず登録しておいて気が向いたら稼ぐ、という方法にも向いています。
飲食店の正社員ならライティングがいいでしょう。
ライティングでスキルを磨くことで飲食店でのプレゼンや発表、覚書や月間まとめの書類をスムーズに作れる様にもなります。
僕は仕事上がりの後に毎日1件500円のタスクを1-3件だけライティングして月最高4万円稼いでましたよ。
クラウドソーシングは様々な会社がサービスを行っているので目を通して高単価なタスクを狙って稼ぐとといいでしょう。
スキルシェア
スキルシェアとは、あなたが普段当たり前のようにしている事や趣味をスキルとして売り込むことです。
例えば写真撮影が好きだったとして”鳥”だけの写真を数枚セットで販売したり、ツイッターのアイコン作成やダンス、英会話等あなたが趣味、得意としていること、当たり前の様にしている事を売り込むことができます。
飲食店の正社員なら接客マニュアルや料理の作り方なんてのもいいですね。
料理代行で稼ぐのも飲食店社員なら可能でしょう。
恋愛相談や家事代行等、スキルとは関係のないことも提供できるので面白いですよ。
恋愛相談だけで2000円稼いだことがあります。
- スキルクラウド 得意や強みを出品して収入get!
- 知識・スキルの販売サイト【ココナラ】
ブログ
こちらもクラウドソーシング同様に定番なのがブログです。
匿名ブログにしないとバレた時に厄介ですし、一度上司がアクセスしたら上司の性格によっては定期的にアクセスしてくるので非常にうざいし書きたい記事も書けなくなります。
おすすめなのが日常的、仕事に関係するブログではなく趣味にしている事、日頃楽しみにしている事をブログにしたものです。
僕が飲食店で働いていた時に行ったブログはゲームサイト(現在も稼働)です。
ゲームサイトならゲームアプリのレビューや攻略等の情報だけでプライベートが垣間見ることもありません。
バレてしまっても「ゲームが好きなんだな」くらいで終わるので、追及される事もありません。
ブログで追及されにくいのがゲーム、旅行(バレても休日の満喫感を演出しているだけ)、温泉、ギター、釣りやロードバイク等の趣味、観光目的系です。
注意するジャンルは外食です。
一度SNSで外食投稿してましたがバレてそれを見た勘違い上司が
- 努力(料理の研究)は隠れてやるものだぞ
- 他の会社の飲食店の従業員と仲良くするな
と何言ってんのこいつ?というとんでもな事を言われたことがあるので、外食はやめておいた方がいいでしょう。
深夜バイト、日雇いバイト
細かいことは気にせずにガシガシ働きたい人は、深夜バイト、日雇いバイトがいいでしょう。
飲食店の閉店後に、バー等の深夜帯に営業している所であればそのままバイトに参加する事ができます。
注意は体調管理です。
肉体労働続きになると体を壊しがちです。
無理をせず、副業感覚で深夜バイトを行いましょう。
マッハバイトならバイトが決まれば最大1万円のお祝い金が貰えるので、副業を始める前に小遣い稼ぎもできますよ。
飲食店の正社員にオススメできない副業
飲食店の正社員が時間を見つけてできる副業もあれば失敗する副業もあります。
僕も失敗する副業を沢山経験しました。
そこでオススメしない副業を紹介しておくので参考にしてください。
ちなみにオススメしないけど人によっては続けられる副業でもあるのでチャレンジするのもいいかもしれません。
アンケートモニター
アンケートモニターは登録する事で配信されるアンケートを回答していき、お金を稼ぐ方法です。
続けていけばいくほど高単価になり、1件4000円のアンケートの依頼が来る事もあります。
しかし飲食店の正社員が副業にできるかというと微妙でした。
まず続きませんでした。
最初は1件5円とかの世界なのと最低支払いが1000円以上がほとんどなので、一度1000円の支払いが終えるとモチベーションもなくなりました。
その代わり何も考えずにアンケートを答えるだけでお金を稼ぐことができるので、小遣い稼ぎとしてはいいかもしれません。
時間に関係なしに依頼があるので休憩中でも仕事終わりでもできます。
稼ぎが圧倒的に少ないのでパッと稼ぎたかった僕には無理でした。
ポイントサイト
ミニゲームやアンケート、ゲームアプリなどをダウンロードしてポイントをもらって換金するサービスです。
これも単価が低く、支払いまでが長いので続きませんでした。
後アプリをダウンロードしても反映されないことがあったり、ポイントがいつの間にか減っている事もあったのでやる気もなくなって消しました。
メールが多いのもちょっとうざめ。
マメな人なら続けられますが、やはりパッと稼ぎたい人向けではないですね。
副業をしたら確定申告は必要?
副業をしたら確定申告が必要かどうか?働いていれば気になりますよね。
答えはケースバイケースです。
副業の”所得”が20万円以下なら確定申告はいらない
副業の所得が1年で20万円以下の場合、確定申告を行う必要はありません。
しかし所得以外で確定申告を行わないといけない場合、副業の記載をしないといけません。
- 医療費控除、寄附金控除といった控除を受ける場合
- 本業である給料以外に収入がある
- 年末調整をしていない
といったケースは必要となります。
20万円以上稼いでも確定申告がいらない場合も
仮に副業で20万円以上稼いでも、副業で使用した経費と合算して20万円以上行かない場合確定申告が要らない場合があります。
収入-経費=所得となります。
住民税の申告は20万円以下でも必要
20万円以下でも住民税の申告は必要です。
住民税の場合、各自治体のホームページにて申請書が作成できるものがあったりするので、簡単です。