飲食店正社員から、他の業界に転職したい!!けど、飲食から他業界に転職できるの?
と思っていませんか?
確かに飲食正社員から他の業界に転職する際、仕事内容から次に繋がりにくいのでは?と思う人も少なくありません。
しかし、労働時間の長さや待遇、キャリアアップの観点から飲食業界から他業界に転職活動する人も多いです。
結論は飲食店社員から他業界に転職することは全然可能です。
今回は飲食店から転職するにはどうすればいいのか?紹介します。
飲食から転職はアピールポイントから考える
飲食から転職するために、飲食店で手に入れたノウハウをアピールポイントにして考えてみることです。
といっても、「飲食店だからホールで接客のノウハウを学びました」や接客業なのでコミュニケーション能力がある、といった仕事柄でアピールポイントを照らし合わせるのではありません。
飲食店で働いていて、取り組んだ事や目標であったり、達成した実績をアピールポイントとするのが適切です。
店の売り上げを伸ばすために行った施策の結果や、バイトの辞めさせない為にした取り組み、クレーム対応といった飲食で働いて自分発でしてきた実績です。
特に人手不足と言われている日本で、従業員を離職率の改善に取り組んでいたなら、他業界でも通じるものがあります。
強いアピールポイントとなりますし、転職の際に有利になるでしょう。
アピールポイントが具体的でない場合
「アピールポイントが思い浮かぶけど、うやむやなんだよね」という方もいると思います。
その場合は、やってきた事をジャンル、カテゴリー分けした後、照らし合わせていくと思い浮かべることができます。
- 教育ノウハウ
- 従業員施策
- クレーム施策
等々、とりあえずうやむやでも思い浮かべるものを一つのジャンルとして区切ってみると、具体的にすることができます。
- 教育ノウハウ=バイトの指導や育成、育成プログラムの形成やどれぐらいの期間を目安にバイトが一人前になってもらうか?
- 従業員施策=モチベーション/離職率増加の対策、より働きやすくする為に何を施策したか?
- クレーム施策=クレーム対応、自分の人柄で対応できた事など
といった様に、一つのジャンルにしてから考えてみると良いでしょう。
飲食から転職に失敗する人とは?
飲食から転職に失敗しない為に、何のために転職をするのか?は前向きかつ明確にしておきましょう。
転職に失敗する例に
- 職場の不満が理由
- 人間関係が嫌になった
- やりたいことが明確でない
が挙げられます。
特に職場の不満が理由で辞めてしまったり、人間関係が嫌になって転職すると、転職はできるものの結局そこで不満を持ち始めることが非常に多いです。
辞める理由がポジティブでない限り、同じ事は繰り返しになります。
飲食から転職に失敗しない為に
飲食から他業界に転職する為に、転職する目的を
- 自分が考えている理想に近づくためのキャリアアップ
- 自分の経験を他業界で活用したい
- やりたい仕事を具体的にする
前向きかつポジティブな考え方で転職に取り組みましょう。
ネガティブだと、今働いている飲食の会社の上司から
- どこにいっても一緒
- 人事異動して気分をかえよう
- 飲みにいって考えよう
と対策を練られるだけで、前に進みません。
不平不満で転職を決意するのではなく、自分の未来像を考えキャリアアップや実績を他業界で貢献したい、という強い気持ちを持ちましょう。
転職後の考え方もまとめておく
転職を前向きに考えて活動すると共に、転職後の考え方もある程度まとめておくことで職場の不満等で転職を考える様になりにくくなります。
- 転職先の会社で、どう成果をあげたいか
- 5年後、10年後スパンで自分はどういった仕事、働き方をしているか
- 転職後のどういったノウハウや経験を積みたいか
等をまとめておく事で、転職活動の面接で質問される場合があっても対策に繋がりますし、目標設定をしたまま転職することができます。
何の目標のないまま転職すると、辛い、しんどいが先に感じてしまうものです。
目標設定をする事で乗り越える力となってくれますよ。
飲食から転職する人の志望動機の書き方
飲食から転職する際の志望動機の書き方としては、3~5年の中期、5~10年の長期のキャリア形成を意識した内容にすると良いでしょう。
飲食の仕事にしているデメリットから初めて、後に転職理由を書くと志望動機は書きやすいです。
例えば誰かの役に立ちたい、という思いを作る場合に
私は長期的な仕事を続けられる環境の中で、専門知識を身につけ、会社の貢献とお客様の役に立てるような働き方をしたいと考えました。
するのも良いです。
現在の不満は出して良いですが抑えつつ、転職をする事で実現できないキャリアを実現するという志望動機で良いでしょう。
しかし例文だと面接の質問で”なぜこの企業なのか?”を聞かれることも多いです。
志望動機の中に、この企業でないと実現できないキャリア形成を書いておく事もポイントです。
飲食から転職におすすめの業界は?
一番候補に上がるのが、営業職ですよね。
営業職といっても
- 不動産関連
- 医療業界
- 保険業界
- 食品業界
が代表的で、その他オフィス機器、製薬業界もあります。
僕が飲食で働いて転職先に一番多かったのが、飲食店で取り扱っている機器の会社ですね。
営業職は、飲食で働いて培ったノウハウや経験、自分が取り組んだ事を活用しやすいです。
とはいえ、こういった営業職は転職後に身に付く経験やノウハウは会社に依存しやすく、他の業界で通用しない場合もあります。
そのまま定年退職まで働き続けるなら、会社依存でも良いですがキャリアアップや経験を積む、といった観点だと微妙ですよね。
離職率も高めで、一番に転職しやすい営業職関連ですが、おすすめか?と言われれば……ですね。
キャリアアップ、経験を積める業界は
おすすめの業界としては、今後もビジネスとして残り、独立する面も兼ね備えた
- IT関連業界
- 広告業界
- 人材紹介業界
といったほとんどが法人相手の業界です。
「でも飲食のノウハウや経験を活用しにくくない?」と思う方もいると思います。
店長職だった人とかなら、店長会議のプレゼン用に資料を作成したり、F/Lコストの計算や売上、費用等々、分析面でパソコン操作を行っていると思います。
パソコンのキーボード操作を少しでもできるなら、転職は全然可能です。
特にIT関連業界は今後展開できる幅も多くなる業界です。
インターネットからIoT、5Gと技術も進化していく業界なので、スキルもノウハウも積むことができます。
未経験の転職は不安が多いと思いますが、今後の人生を明るくする為にも飲食から転職にチャレンジしてみましょう。