飲食店正社員はなぜきつい、つらい??理由と失敗しない転職方法

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飲食店の正社員で働く事はきついですよね。

 

居酒屋からカフェ、イタリアンに粉物等飲食店を一括りできついと言われていますが、どの部分がきついと言われているのでしょうか。

仕事内容もホールスタッフとキッチンスタッフで大きく違いがあります。

 

そこで8年飲食店で働いた僕が経験したきつい、つらいと感じる事や飲食店に正社員として働く場合、失敗しない転職方法をお伝えします。


目次

飲食店勤務の正社員がきついと言われる理由

飲食店勤務の正社員がきついと言われる一番の理由はやはり長時間労働でしょう。

 

お酒が売り上げに貢献している飲食店は、夜営業で売り上げを出さないといけないため、ランチタイムを仕込みに当てて夜売っていく、という流れが多いです。

そのためランチタイムが忙しいと夜の仕込みが間に合わずに夜の営業をスタートしてしまいます。

 

ランチタイムは営業せずに仕込みをすればいいですが、売り上げのために営業している飲食店は多いのです。

パン屋さんやカフェなら朝早くから始めないといけません。

 

需要に対して売り上げの核となる時間帯から長時間労働になりやすく、生活バランスを崩しやすいです。

不規則かつ体調を崩しやすいシフト

飲食店を勤務する上で忘れられないことがシフトです。

飲食店は基本的にアルバイトを多数雇っていて、正社員が数人規模で営業しています。

 

シフトは固定ではなく不規則で、朝番と遅番を交代で行うのが基本。

オープン準備から夜のピークタイム終了までの労働から昼から閉店までの労働と毎週時間が変わります。

 

経験上早上がりが非常に少ないです。

9時〜16時といった定時で帰るようなシフトは中々出てきません。

 

10時間以上の労働を基準とする飲食店が多く、閉店作業を行う人は帰りが深夜を過ぎる場合もあるため、体調を崩しやすいです。

 

店長ならまだしも平社員なら朝に電話がかかってくることもあり、睡眠時間が削られてしまいます。

 

人材配置に余裕がない(店舗で社員数が固定されている)

体調を崩しやすいシフトになる原因に、人材配置に余裕がないことが挙げられます。

社員1人あたり売り上げが数百万円を基準としている飲食店は、仮に大型店舗でも正社員数が3人だけになっています。

小規模店舗なら正社員1人の出張社員1人体制で行っている場合があります。

 

社員数が固定されている事から、人材配置に余裕がなく仮に正社員1人が病気を患い出勤できなくなった場合、配属店舗の正社員が2人分働かないといけなくなります。

 

飲食店において人件費は大きな課題です。

社員の補充はなくても社員の削減は行われます。

 

例えばラーメン屋ならそこが麺工場になっている等需要がある場合、売り上げに関わらず余剰として1人正社員が多い場合があります。

僕が働いていたところは自家製麺をウリにしていましたが、その需要価値で正社員が1人多かったです。

社員の数が少なければ少ないほど、平日の方がきつく感じる

売り上げ=人材数があるという理由から、社員の数が少なければ少ないほど平日がきつく感じられます。

なぜなら正社員が1人のみのシフトがある場合、アルバイトの協力なしでは店を回すことができません。

 

平日ながらピークタイムがいつもより大変な場合、料理提供やドリンクの提供が遅くなるでしょう。

当然クレームが出てくる場合もちらほら。

 

正社員が1人の時のクレームは非常に辛いです。

対応に追われてしまいますし他の作業も滞ってしまいます。

 

かといって対応をおろそかにするとエスカレートしてしまうので、「もうヤケクソだわ」って気持ちで店を回すハメになります。

これがまだ正社員2人ならキャパシティーは高めに保つことができます。

アルバイト依存になりやすい”店の傾向”

先ほど話したように正社員数が売り上げに対して決まっている飲食店は、社員数よりアルバイトの方が圧倒的に多くなります。

今の飲食店はどこもアルバイトの方が多くなっていますが、このアルバイトの割合が多くなるとアルバイト依存になりがちです。

例えばアルバイト一人一人の能力、アルバイト仕立ての初心者とベテランをバランスよくシフトに組むことができれば多少の余裕があるときにアルバイトを教育することができます。

 

しかしアルバイトが初心者しかいない店舗になるとアルバイト一人一人の能力が低く教育をすることができません。

 

例えるならオープニングスタッフで、アルバイトやパート同士が元々経験している仕事に対して応用が効けば、オープニングを無事乗り越えることができます。

 

しかし経験の低い人ばかりがオープニングスタッフとして雇われると、教える時間が多くなりきつくなります。

アルバイトとの人間関係は不可欠

飲食店正社員として上手く働いていく上でアルバイト、パートの人間関係は必要不可欠です。

 

某衣服屋ですが、正社員の態度や待遇に腹を立ててアルバイト全員が力を合わせ、次の日のバイトをストライキした話を聞いたことがあります。

その日見にいったらほぼ無人で、社員1人がてんやわんやしている光景を見ました。

こういった事が飲食店でもありえることで、飲食店ならバックれ、ブチる、といったことをアルバイトは平気でやります。

信頼は不可欠です。

特にパートを敵に回すことは仕込みの部分で損失が多いです。

 

実際に働いていた職場で、僕が退職する時にその店舗のパートが全員辞めてしまった事がありました。

人間関係を構築するのは難しいですが、落ちるのは早いです。

相手側が生理的に嫌っていても仲良くしておかないといけないのはきついですね。

少ない休日と予定

飲食店における休日の扱いは少ないに等しいです。

基本的に、完全週休2日制の飲食店があるのは割とホワイトな企業の話で週休2日制が一般的でしょう。

僕が働いていた飲食店は毎月6日休日が設定されていました。

 

まだ労働時間が短く休日が少ない、ならきつく感じることも少ないです。

しかし労働時間が長く休日が少ないと辛く感じてしまうのが現実です。

 

1週間の9割以上を仕事だけで生きている状態になる為、生きるための考える力も失いかけますし何より予定を組みにくいのです。

 

例えば毎週のシフトの休みの日を自分が欲しい曜日に休日を設定する事ができません。

飲食店では上司およびシフトを担当する人が休日をいつにするのか?

アルバイトとバランスを兼ねて作成しているため、平日のどこに休日になるのかわかりません。

 

これがきっかけで恋人とのデートの日を予定することは難しいです。

仮に休日を設定したい場合プライベートな理由を言わないといけないので、あまりそういった話をしたくない人にはきつく感じられるでしょう。

 

経験上飲食店の正社員でドツボ(会社洗脳)にハマっている人ほど、他人のプライベートを細かく聞いてきますし聞かせてきます。

それが上司なら歩調を合わせないといけなくなる為、辛く感じるでしょう。


飲食店の正社員として失敗しない転職方法

飲食店の正社員がきついと感じるのは、労働環境であったり会社の気質等様々な要因があります。

 

よく飲食店で働いていた人が転職をしても似たような条件の飲食店に転職する、と言われています。

それは”なぜ今の飲食店で失敗したのか?”わかっていないからですね。

 

そこで失敗しない転職方法をお伝えします。

今の飲食店がきつい、つらいと感じる場合参考にして転職を検討してみましょう。

企業理念、会社ポリシー

仕事がつらい、きついと感じる原因に企業理念、会社ポリシーを挙げられます。

企業理念、会社ポリシーは1つの”法律“であり、正しいことはその企業理念に基づくもの、とされている会社も多くいます。

 

その企業理念、会社ポリシーにあなたが合うかどうかが問題です。

実際僕が辞めた理由は企業理念に合っていなかった事です。

 

企業理念が素晴らしいものだったとしてもいざ転職して行動に起こしても、思い通りにいかないどころか「なぜそのような考えができるのか?」悩んでしまうこともあります。

 

経験上ですが非現実的な企業理念を掲げている会社で働いている正社員はどこか暗いです。

路頭に迷っているというか何のために生きているのか問いているように….。

 

企業理念自体は相性の問題です。

理解できない企業理念が他の人は理解できたり逆もいます。

アットホームな会社が好きな人がいれば嫌いな人がいるようなものです。

 

転職に失敗しないためにも自分自身がどういった働き方がしたいのか?

自分の考え方等をはっきりとしておくべきです。

はっきりさせて初めて転職活動で会社と向き合えるのです。

会社の企業理念が合うかどうか、今後仕事がきつく感じないようにする為にも必要です。

求人募集が多く長い会社は要件を飲みにくい

求人募集が常に募集していて、その掲載期間が長く多くの人材を募集している会社は要件を飲みにくいです。

基本求人募集が多い飲食店は即時採用の会社が多く、中途採用でも何も考えずに転職を転々を続けている人材が多いです。

 

企業理念を埋め込む為に労働時間が長く、洗脳させやすい様な取り組みを行っていることもあります。

自分自身の考えを除外されてしまいます。

出来るだけ求人募集期間が長く、人数の多い会社は様子見した方がいいでしょう。

休みと給料のバランス

給料と休みのバランスは必要不可欠です。

飲食店で休日が少ないけど給料が安い、といったイメージ通りの会社がごまんといます。

 

その中で休日が多くまったりと働きたい、給料が多くがっつり稼ぎたい、と希望を持って転職活動する事が大事です。

 

両方手に入れようとする、、確実に割に合わない企業にたどり着きます。

給料なら年収500万円以上は希望したいですし、休みなら完全週休二日制を。

 

有休消化率も欠かせません。

飲食店で有休消化率が一番高いびっくりドンキーで64%ですが、有給がそもそも取れない会社も多く存在します。

 

有休消化は正社員の権利です。

会社の雰囲気やスケジュール等で、上司からの圧力があって消化できない職場だときつく感じられると思います。

転職する前に予め有休消化については聞いてみるべきです。

 

「昨年の有休消化率はいくらだったか?」

「現在の有休を消化した正社員はいくらいるのか?」

可能であれば教えてもらえる様に促してみるのもポイントです。

自分自身が”アットホーム”かどうか

経営理念でも同じ事が言えますが、飲食店はすごくアットホーム(プライベートも加担するよ)な会社か職場のみの関係かで分かれています。

 

アットホームなら人脈を形成しやすい分、休みの日でも電話はかかってきたりプライベートの話も聞いてきます。

職場のみの関係なら割り切っている人も多く、休日に電話をかけてくる事がほぼなくプライベートの話もあまりしません。

 

自分自身がどちら寄りなのか?はっきりしておくべきです。

ちなみにアットホームな会社になればなるほど、プライベートの話も筒抜けなのでなあなあで長く勤務する人が多いです。(アットホームが嫌いな人はすぐ辞めます。)

まとめ

飲食店において会社側の考えと、自分自身の考えが合致しないときつい職場になりがちです。

 

以前は信頼のあった正社員も立場が変われば考え方も変わります。

辛い職場になる様なもので、元々意見が合わない会社だと続けるだけきついだけです。

 

飲食店のつらい、きついは改善できます。

今の時代だからこそしっかりと自分自身の考え方を見つめ直して飲食店の転職を行ってみるといいでしょう。

 

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